インターステラテクノロジズ向けロケットターボポンプ設計のインデューサー高性能化設計と性能流体解析を進めています。
次図はインデューサーが起す流れを矢印付き流線群で見たもので、流線の色は圧力の分布を示していて赤が圧力が高く青が圧力が低いこととなります。
次図はインデューサーブレード羽根表面の圧力分布を色分けで示しています。
青い部分は圧力が低下する箇所ですが、図を見るとブレード入口前縁で低圧領域が発生しており、これがキャビテーションを発生させます。
ブレード出口でもボス付近に低圧の青い領域が見られますが、これはブレード出口羽根厚みが厚くて流れが分かれることによる局所的圧力降下と思われます。
次図は、ボス近傍での流れの相対流れ状態を示す流線図です。
色の変化はこの場合は相対速度の変化を示しています。
細かい間隔の流線を見ると、ブレード入口縁ではわずかにボス翼角度が寝ているため滑らかな流入ではない状態です。
よってボス入口羽根角度を少し立てるブレード形状修正を行います。
次図はボスとシュラウドの中間あたりの流れの相対流れ線群を見たものです。
この位置では羽根入口縁形状に相対流れが沿って滑らかに流れ込み、翼間流れも良い状態です。
次図はシュラウド近傍の流れ円筒面での相対流れ流線群表示です。
このブレードチップ付近の翼入口縁への流れ込みは滑らかです。
翼間ながれも悪くありませんが、出口付近で流れが乱れている領域があり、理由を考えています。
<今日の仕事>
最初に見積りを提出する作業を行い、その後ポンプ設計に入ります。
今日はなるべく設計に集中します。
<今日の成果>
問い合わせへの回答、見積書作成、提出データ作成などを行っていたら水中ポンプ設計を始める前に既に終業時間の午後4時となってしまいました。
回答、見積、データ提出は売り上げ確保には必須なのでもちろん優先ですが、そうすると設計は自宅での夜間となりそうです。
<今日の体調>
夕方4時の終業時間後に今日もダンス練習を開始してみましたが、少し息が苦しい喘息症状があったので30分ほどで終了して帰宅しました。
季節的にもう少しの間は体調に気を付けなければと思っています。