備忘録「迷いは死!探りは死!涙は死!」
2019年5月23日 20:58
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箸のマナー、いわゆる嫌い箸ですね。迷い箸(皿の上をうろうろする)、探り箸(食べたい具を探して料理の中を探る)、涙箸(汁をしたたらせる)など。ネタ出たのは穏やかな日差しの平日の朝だったんですけど、強めのロック聴きながら朝飯食ってたら急に脳内で「箸」が「は死」に変換されまして。
聴いてた曲調のせいもあって最初の案ではモデル立ちキメて見下ろしてる立ち絵だったんですが、足が箸なんだよってのがあんま伝わらなさそうだったので、座らせて箸置きを追加しました。このようにわかってもらえるよう努力はしていますが、それをふまえても我ながら「なんじゃこの絵」とは思っています。足を箸に見立てるの自体はそんなに珍しい発想ではないと思うんだけど(食器擬人化とかありそうだし)、なんでこんな仕上がりになったんだろうか。
■「なんじゃこの絵」の魔力
自分で描いておいてなんなんですが、この絵に限らず描きながら「なんじゃこの絵」つって一人で勝手にウケてることはちょいちょいあります。そういう絵を投稿した後の反応は多かったり少なかったりでまちまちなんですけど、少なくとも自分の中では印象深い絵になることが多いですね。
なんでそんな絵描くんだって話なんですけど、コンセプトなりメッセージなりとふわっとしたビジュアルのイメージがなんとなくあって、絵にしてみたらどんな感じになるんだろうっつってとりあえず試してみるわけですよ。ほんで俺の表現力が至らなかったかそもそもの発想自体がいかれてたかして、ある程度形になってきた段階で「なんじゃこの絵」という感想が生まれるわけです。そうやって聞くとダメな絵みたいですけど、これはこれで愛着が生まれたり、見ていただいた方にひっかかっていただけたりもするのでそんなに自分の中では悪いイメージもないんですよね。
ただこれ、たぶん狙ってやっちゃダメなんですよ。狙って変な絵描こうとしても、よっぽど腕がないと面白さより意味不明さのほうが勝っちゃってろくなもんにならんように感じます。意味不明なもん作るのは簡単ですけど、面白いもん作るのはめちゃめちゃ難しいので…。今後も気をつけたい。