みとち

ツイッターってなんて居心地が悪いんだろう。 つまらない人がつまらない人に向けて発信してつまらないものが賞賛されるつまらない世界。無料の世界ってきっとそういうものなんだろう。これがきっと「ダサイクル」。見渡せば腹の立つこと、苦手なものだらけ。ああ、何もかも大キライだ。

「無料で利用できることを喜ぶ層」をイメージすれば無料の世界がどれほど空虚なものかがわかる。お金を出したくない人、出せない人、お金を取れない人、お金を取れる人には都合のいい宣伝もしくは無料でも差し支えないものばかり。安上がりな情報と嫉妬と憎悪が渦巻くだけの無料の世界は魂を汚すよ。

世の中が「無料」に毒されている。無料に対する感謝や警戒心、畏れのようなものがなくなった。タダで当たり前。お金も払ってないのに「利用してやってる」という王様目線。無料の世界にいるのはそれなりの人だから、広がるのはそれなりの世界。与えられることに慣れすぎて魂が卑しくなってしまった。

かつては専門家によって質を担保された「選ばれし者」だけが世に作品を発表することができて、だからこそ消費者も「お金を取れるレベル」のものにだけ触れてきたわけだけど、SNSの発達でそうした質の管理が失われて、一般人による「いい加減で刹那的な『好き』」が文化を支配するようになった。

「SNSって人類の文化レベルを著しく下げるんじゃないだろうか」と最近よく思う。文章も思想も絵も音楽も「価値のあるもの」はなく、お金を取るレベルにないもの…というか取れないからここに在るのであって、そんなものばかり見てたら「いいものを見る能力」がどんどん落ちていくような気がする。

(続き)テレビで知りたいニュースが流れるまで興味のないニュースを見たり、ラジオで知らない音楽を聴いたりして広がるはずの世界が、興味のないこと、不快なものを徹底的に排除していくことで、どんどん狭くなっていく。以上、「便利になりすぎて右傾化してるのかな」というお話でした。おしまい。

(続き)好きなものしか触れないってことは、見える世界が狭くなって、多様性を認めることが難しくなる。それって最近の若者の右傾化、保守化につながってるのかなと思ってね。自分と違うものを見ないで生きてるから「知らない世界が怖い」、変に変わるくらいなら「知ってる」今のままがいい。(続く)

最近radikoで槇原敬之のラジオ聴いてたりするんだけど。久々にラジオを聴いて「今の時代に足りないのは『興味なくても強制的に聴かされるこの感じ』なのかなぁ」と。ネットって「好きなものだけを選べる」わけで「興味ないものに触れる機会」が圧倒的に減った。好きなものしか観ない聴かない。(続く）