【ドラニュース】勝野、神宮で勝つのだ! 21歳プロ初白星へ攻めの投球2019年5月24日 紙面から
中日のドラフト3位の勝野昌慶投手(21)が24日からのヤクルト3連戦で、初戦の先発マウンドを任された。チームが神宮で苦しめられていることを「知らない」という強心臓ルーキーは、攻めの投球で今度こそプロ初勝利をつかみ取る決意。26日の3戦目に先発予定の清水達也投手(19)は同学年のヤクルト・村上に対抗心を燃やした。 苦い記憶も経験していなければ関係ない。ここ数年、竜が悔しい思い出を重ねてきたツバメの本拠地。だが「神宮が鬼門って言われてることを知らなかったです」。怖い物知らずの勝野が涼しい顔で発したコメントは、自信の裏返しでもある。 前回17日の巨人戦(ナゴヤドーム)では負けこそついたが、強力打線相手に6イニング4安打3失点。「気持ちも入って試合に集中できた。直球もプロに入ってから一番いい球だったし、自信を持って投げられたからよかったと思う」。自分の投球さえできれば抑えられる。イメージはできている。 意識するポイントも明確だ。「変化球の制球と直球の力強さを大事にしていきたい。全球、意思がある球を投げないといけない」。要注意なのは復帰したツバメの主砲。「バレンティンも戻ってきてますよね。そこに打たせないように気をつけていきたいですね」。4番の前に走者をためないことも心掛ける。 神宮のマウンドには一度だけ登板したことがあるという。三菱重工名古屋時代の昨年3月。東京スポニチ大会の準決勝でホンダ熊本相手に先発した。「すごく打たれたような…」と頭をかいた。8イニングで10安打を浴びながら失点は3。敗れはしたが、最低限試合をつくった。高めに浮きやすいといわれるマウンドだが「投げにくいとかはなかったですよ」と悪いイメージもない。
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