『竹島 ―もうひとつの日韓関係史―』 [要旨] 日本と韓国などが領有権をめぐって対立する竹島。それぞれが正当性を主張するものの議論は噛み合わず、韓国による占拠が続いている。本書は一六世紀から説き起こし、江戸幕府の領有権放棄、一九〇五年の日本領編入、サンフランシスコ平和条約での領土画定、李承晩ラインの設定を経て現在までの竹島をめぐる歴史をたどり、両国の主張を逐一検証。誰が分析しても同一の結論に至らざるをえない、歴史学の到達点を示す。 [目次] 第1章 「于山島」は独島なのか―韓国側主張の検証1 第2章 一七世紀に領有権は確立したか―日本側主張の検証1 第3章 元禄竹島一件―なぜ日韓の解釈は正反対なのか 第4章 「空白」の二〇〇年―外務省が無視する二つの論点 第5章 古地図に見る竹島―日本側主張の検証2 第6章 竹島の日本領編入―その経緯と韓国側主張の検証2 第7章 サンフランシスコ平和条約と政府見解の応酬 終章 「固有の領土」とは何か * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 「誰が分析しても同一の結論に至らざるをえない、歴史学の到達点を示す」のだそうでして、帯の裏には「「固有の領土」という思考停止から脱却する」ともあります。どちらも中公新書の編集部の方がつけたものだそうですが。「固有の領土」って思考停止なんですかねえ。 しかし、まあ、話が細かいし、つっこみどころ満載。 何かに反論するにはいつもそうだが、著者はこう言っていて、それはこうこうで・・・・・・というようにある程度前語りが必要になるが、それがもともと細かい話だとまとめるのは大変だ。ネットの文章ならコピペでずいぶんと手間が省けるが、書籍相手だと時間がかかる。 でも、少しずつ行くとしましょうか。 |
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