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2019-05-23

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

「ほぼ日の学校」万葉集講座が、昨日終了した。
 この講座の途中に、万葉集を出典にした
 「令和」の元号が発表されたりもして、
 ちょっと神がかり的にも思えるような講座になった。
 「ほぼ日の学校」の構想は、
 けっこう前から考えていたものなのだけれど、
 さまざまな偶然やご縁などがあって、
 ずいぶんおもしろい方向に転がってきている。
 それについては、たくさんの理由を語れそうだけれど、
 やっぱりいちばん感じるのは、人のことである。

 講師を引き受けてくださった先生たち、
 この方々がすばらしいのはもちろんなのだけれど、
 生徒の席にいる人たちが、なんともすばらしいのだ。
 この人たちのおかげで、先生方は励まされた。
 もっとおもしろくしようという意欲をかきたてられた。
 最近は、「ほぼ日」の話題になると、たいてい、
 「集っているお客さんがいいですよね」とよく言われる。
 それは、先日の丸の内で開かれていた
 「生活のたのしみ展」のことでも言われていたし、
 さまざまな企画に参加してくれたゲストの皆さんが、
 ぜひ言っておきたいとばかりに伝えてくれることだ。

 お店だったら、客筋がいいという言い方になるのだろう。
 それは、その店の日頃の商いの仕方がつくるものだ。
 「ほぼ日」が「お客さんがいい」と言われるまでに、
 さて、どういう努力をしてきたのかはわからないが、
 結果的に「お客さんがいい」と言われることは、
 ぼくらにとっての、ほんとうに大きな力になっている。

 「ほぼ日」も、「ほぼ日の学校」も、
 まだまだ発展途上のチームであり、プランである。
 ぼくは、どちらも、まだまだ素敵に育つと思っている。
 それを信じて、たのしみにしている人たちが、
 共に仕事をしたい乗組員として、受講生として
 いろんな経験と好奇心を抱えて集ってくれている。
 講師を務めてくださる先生たちも、
 わくわくしながら出番を待ってくれている。
 なんとうれしいことなのであろうか。
 昨夜は、ちょっと興奮しながら歩いて帰った。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
万葉集講座も、ひとつの「生活のたのしみ」なんだよなぁ。


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