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【格闘技】

拳四朗、地元関西でV6だ!

2019年5月23日 紙面から

挑戦者タコニンの写真を手にポーズを取る拳四朗=東京都練馬区の三迫ジムで(藤本敏和撮影)

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 ボクシングのWBCライトフライ級王者・拳四朗(27)=BMB=が22日、東京・三迫ジムで記者会見し、7月12日にエディオンアリーナ大阪で同級1位ジョナサン・タコニン(32)=フィリピン=と6度目の防衛戦を行うと発表した。同日はメインイベントでWBAミドル級3位・村田諒太(33)=帝拳=と同級王者ロブ・ブラント(28)=米国=のタイトル戦が行われる。

 「出身は京都(城陽市)で大学は大阪(関大)。関西で世界戦をしてくれとずっと言われていた。それがかなって、すごくうれしいです。関大の後援会もあるし、応援も多くなりそう」

 拳四朗が、童顔をほころばせた。通算7度目の世界戦にして、初の関西での開催。故郷への凱旋(がいせん)に心が躍った。

 挑戦者は28勝(22KO)3敗1分けと経験豊富なサウスポー。15戦全勝(8KO)の拳四朗とは縁がある。昨年までのフィリピン合宿で3回、計12ラウンドほどスパーリングを行っているのだ。

 「挑戦者はパンチはある。振ってくることが多いので、ジャブを打ってプレッシャーをかけていきたい。(スパーで)手の内を隠していた可能性もあるけど、そこまで変わらないでしょう」と自信をのぞかせた。

 今までのボクサーのイメージから遠いニコニコ顔と軽めのノリは、5度も防衛を重ねた今も健在。勝利後はカメラに向かってダブルピースがお約束だ。「バッチリKOで勝って、気持ち良くダブルピース決めたい」。拳四朗スマイルでKO勝ちを宣言した。 (藤本敏和)

◆統一戦にも前向き

 日本に縁の深い階級のライトフライ級。WBAスーパー王者は京口(ワタナベ)で、今月末には木村(青木)が同級レギュラー王者カニサレス(ベネズエラ)に挑戦予定。また19日には神戸でIBF王者アルバラード(ニカラグア)が小西(真正)を退けたばかりだ。統一戦の期待が高まる中、拳四朗は「誰とやりたいとかいうのはないが、ほかのベルトも欲しい。今回の防衛戦で強いところを見せ、そこからどんどんいろんな王者に挑戦していきたいです」と意欲を見せた。

 

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