【プロ野球】史上最速!ヤクルト・青木が日本1500安打 松井稼を抜く1156試合目2019年5月23日 紙面から 
 ◇阪神3-2ヤクルト阪神が接戦を制した。1-1の7回、2死三塁から糸井が中前に勝ち越し打。続く大山の左前打が失策を誘い、糸井が一気に生還した。藤川が2勝目で、ドリスは3年連続の2桁セーブ到達。ヤクルトは9回の反撃も及ばず、7連敗。 ◇ ヤクルト・青木の表情には疲労が色濃く表れた。7連敗の中、意地を示したNPB通算1500安打。「節目の数字を達成できたのは、自分のキャリアの中ではいいこと。ただチームがこういう状況なので…。何とかしたいという気持ちだけでした」と悔しさをにじませた。 同点の7回1死一塁、藤川の外角の変化球を捉え、三遊間を破る左前打。1156試合目での到達は、松井稼頭央(現西武2軍監督)の1233試合を抜く歴代1位のスピード記録となった。 2006年のワールド・ベースボール・クラシックで世界一の喜びを分かち合った巨人・上原が引退。「一緒にプレーできたことは誇り。そういう選手が現役じゃなくなることに寂しい気持ちがある」と惜しんだ。グラウンドを去る先輩の無念も思いながら、安打を積み重ねる日々と向き合っている。 9回にも中前適時打を放ったが、奮闘は実らなかった。「いいところも悪いところも出ている。明日以降にそれを生かしていかないと」。今こそ青木のバットに、勝利をもたらす快音が欲しい。 (藤田昌央) ◆青木が1500安打ヤクルトの青木宣親外野手(37)が22日、阪神戦の7回に藤川から左前打を放ってNPB通算1500安打を達成した。プロ野球126人目。 大リーグでは2012~17年に774安打を記録している。 
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