特殊詐欺グループで「番頭」と呼ばれていた、かけ子のリーダー格とみられる男が、警視庁に逮捕された。

警視庁によると、朝鮮籍で無職の鄭載諭容疑者は、今年2月、仲間と共謀し、千葉市の女性にウソの電話をかけ、現金210万円をだまし取った疑いが持たれている。

警視庁は、今年2月、東京・世田谷区の短期賃貸型のアパートをアジトにしていた特殊詐欺グループを摘発していて、鄭容疑者は、グループの中で「番頭」と呼ばれ、かけ子のリーダー格とみられている。

調べに対し、鄭容疑者は、「頼まれてアパートを借りただけで、そこで何をしていたのかわかりません」と容疑を否認している。