データ・情報基盤

エビデンスに基づく科学技術イノベーション政策の推進のための体系的なデータ・情報基盤の構築を進めています。政策研究を高度化するための基盤となるとともに、政策立案プロセスや政策議論の質を向上させるための基礎資料として有用なものとなることが期待されます。

大学・公的機関における研究開発に関するデータ

日本の大学・公的機関の科学知識生産についての体系的な分析を行うために必要となるデータを構築しています。その成果として、科学論文データや各種統計データを用いて個別機関レベルでの体系的な分析を行うための基礎となる網羅的な大学・公的機関名辞書や、科学論文データに収録された英語機関名の表記ゆれの情報や名寄せ結果を公開しています。

データ整備についての概要

大学・公的機関における研究開発に関するデータ整備の全体構想や具体的なデータ整備内容について説明した資料です。

ここで整備・公開するデータが、研究者や政策担当者のミクロデータ分析活動をどのように支援するかについて、論文データベースにおける機関名表記ゆれの実情を紹介しながら、ミクロデータ分析を行う際の名寄せの重要性、問題点と注意点を以下の報告書にとりまとめております。

[NEW]NISTEP大学・公的機関名辞書(ver.2018.2)

研究活動を行っている我が国の機関(約1万9千機関)を掲載した機関名辞書です。大学(大学共同利用機関、短期大学、高等専門学校を含む)及び公的研究機関(国の機関、独立行政法人等)を中心として掲載しています。非営利団体や会社等についても、研究を行っている機関は可能な限り掲載しています。個別機関レベルの分析のための基礎情報源として使用することができます。

大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Ver.2018.1)

我が国の約1万8千の研究機関とその主な下部組織を対象に、機関名英語表記のゆれを調査・分析しリスト化した結果です。総計2.8万近くの表記バリエーションが含まれており、そのうち約8,000は、1996-2016 年の期間にWeb of Science Core Collectionに採録された論文の著者所属機関データから抽出されたものです。

大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Scopus版)(ver.2013.1)

1996-2010 年の期間にScopusに採録された論文に含まれる著者所属機関データを対象に、我が国の大学・公的機関の機関名英語表記のゆれを調査・分析しリスト化した結果です。約250の機関に対する1,500近くの表記バリエーションが含まれています。

資金配分機関等名英語表記ゆれテーブル

Web of Science Core Collectionに収録された論文(2008年~2015年4月末)の謝辞情報のうち、出現頻度が20件以上の資金配分機関等を中心に名寄せ結果をまとめたテーブルです。

[NEW]Scopus-NISTEP大学・公的機関名辞書対応テーブル(ver.2018.1)

科学論文の計量的分析に用いられるデータベース、Scopusの論文ID(Scopus_eid)とNISTEP大学・公的機関名辞書の機関ID(NID)の対応テーブルです。1996-2016年の期間にScopusに採録された論文のうち、日本の機関に所属する著者を含む論文のデータ(約235万件)を対象に、国内の機関(大学・公的機関のほか、地方公共団体の機関、企業、非営利団体等を含む)の名称の名寄せを行った結果です。これにより、精度の高い個別機関レベルの論文データを得ることができます。なお、Scopusを利用するには、別途、エルゼビア社との契約が必要です。

[更新(2018/10/12)]WoSCC-NISTEP大学・公的機関名辞書対応テーブル(ver.2017.1.1)

科学論文の計量的分析に用いられるデータベース、Web of Science Core Collection(WoSCC)の論文IDとNISTEP大学・公的機関名辞書の機関ID(NID)の対応テーブルです。1998-2015 年の期間にWoSCCに採録された論文のうち、日本の機関に所属する著者を含む論文のデータ(約134万件)を対象に、国内機関の機関名称の名寄せを行った結果です。これにより、精度の高い個別機関レベルの論文データを得ることができます。同定機関を、NISTEP大学・公的機関名辞書の最新版(ver.2018.2)に合わせて更新しました。なお、WoSCCを利用するには、別途、Clarivate Analytics社との契約が必要です。

NISTEP大学・公的機関名辞書の活用例

当所の調査研究においてNISTEP大学・公的機関名辞書を活用した事例です。

 

「NISTEP大学・公的機関名辞書」、「大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル」、「大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Scopus版)」、「資金配分機関等名英語表記ゆれテーブル」の使用について

データの使用条件

「NISTEP大学・公的機関名辞書」、「大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Scopus版)」、「大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル」、「資金配分機関等名英語表記ゆれテーブル」の使用については、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の「表示-継承」を適用します。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

データを利用される際に表示していただくもの

「NISTEP大学・公的機関名辞書」、「大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル」、「大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Scopus版)」、「資金配分機関等名英語表記ゆれテーブル」を利用される際には、それぞれ次のように表示してください。

原作者名: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所
タイトル:NISTEP大学・公的機関名辞書
URL:http://www.nistep.go.jp/research/scisip/data-and-information-infrastructure

原作者名: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所
タイトル:大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル
URL:http://www.nistep.go.jp/research/scisip/data-and-information-infrastructure

原作者名: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所
タイトル:大学・公的機関名英語表記ゆれテーブル(Scopus版)
URL:http://www.nistep.go.jp/research/scisip/data-and-information-infrastructure

原作者名: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所
タイトル:資金配分機関等名英語表記ゆれテーブル
URL:http://www.nistep.go.jp/research/scisip/data-and-information-infrastructure

「Scopus-NISTEP大学・公的機関名辞書対応テーブル」の使用について

データの使用条件

「Scopus-NISTEP大学・公的機関名辞書対応テーブル」の使用については、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の「表示-非営利」を適用します。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

データを利用される際に表示していただくもの

「Scopus-NISTEP大学・公的機関名辞書対応テーブル」のデータを利用される際には、次のように表示してください。

原作者名: 文部科学省 科学技術・学術政策研究所
タイトル:Scopus-NISTEP大学・公的機関名辞書対応テーブル
URL:http://www.nistep.go.jp/research/scisip/data-and-information-infrastructure

「WoSCC-NISTEP大学・公的機関名辞書対応テーブル」の使用について

本テーブルは、Clarivate Analyticsとの WoSCCの利用ライセンス契約により、NISTEPがWoSCCの二次的著作物として作成したものです。従って、NISTEPとClarivate Analyticsの両者が著作者です。テーブル中のWoSCC記事番号(WoS_ut)、論文出版年(bib_date_year)、著者所属機関番号(rs_address_seq)はWoSCCから抽出したデータ、他はNISTEPが作成したデータです。

このテーブルを用いたデータの分析、及び分析結果の公表は、下記によるものとします。

    1. データ分析への使用は自由です。分析に必要なデータの複製も、外部に公表されない限り自由です。
    2. 但し、このテーブル(データ)をWoSCCと組み合わせて利用される際には、Clarivate Analyticsとの契約に従ってください。
    3. 分析の結果を本テーブルの二次的著作物として公表される場合、次のように原著作者のクレジットを表示してください。

      原著作者名: 文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)
      Copyright 2017 – Clarivate Analytics. All rights reserved.
      作品タイトル: WoSCC-NISTEP大学・公的機関名辞書対応テーブル
      URL:http://www.nistep.go.jp/research/scisip/data-and-information-infrastructure

    4. 以上の利用には、営利目的の利用を含むものとします。
    5. データ分析以外の本テーブルの利用(複製、公衆送信等)については、著作者とご相談ください。