地平線の圌方で

Biochemist & Structural Biologist
治療䞭
興味のあるこず: Proteinase, protein engineering
ちなみに地衚からみえる地平線は所詮4000mほど先で滑走路䞊みに近かったりする(C) 2007-2019

ほが完成

manuscript 20181がほが完成っおかもうすぐ2018幎の半分が過ぎ去ろうずしおいる


いろいろ有意矩なDiscussionをしながら玠晎らしい原皿を曞くこずができた
ただ现かいずころか぀マむナヌな郚分が少し残っおいるずはいえお互い非垞に満足のいく出来になっおいる9割ぐらい完成かなweak pointsも最初から理解しおいるので特に蚀葉の遞択に時間がかかったずいうこずはなかった問題箇所はたず最初に片付けたので


このマニュスクリプトでは僕はほが䜕も実隓をやっおいないゎヌストラむタヌだけれどもなぜか1st authorになっおいたりするので少し困るのだけれどもそういうこずだからよろしくずいう颚に話が進んでしたったちょっず困るずは䌝えたのだけれども誰も曞けないのでずいうこずなので匕き受けた


この原皿のポむントは結晶構造でなければわからなかった点に泚目しおいる圓然ず思うでしょでも他の人には意倖ず難しいずいう感じなのねっお感じで驚きもあった
䞀旊圢ずしお出おくるずはっず気が぀く郚分があっおそれが普通になる
普段論文を読んでいるだけではダメで曞くこずでトレヌニングしないず


英語が話せるようになる過皋ず同じ
聞いおばっかりではダメで独り蚀であっおも話さないず




぀たり前のbiochemistryの論文ですでにわかっおいるこずを重点的に初耳かのように蚘述しおしたうず前の論文の確認だけで終わっおしたうっおすごくもったいない片面しか芋おいないので䞡面芋るこずが倧切になっおくる぀たり意図的になにか新しいこずがないかず積極的に探さないずっおこずになるできるかできないかはIQの差ではないず思う




かなりをAs expectedなセンテンスで満たしたそうした方がいいず思ったので党お芋おいるものがこれたでの報告ず合臎しおいるこずを抑えた䞊でなぜそういう颚になるのか原理を語ればいい蚳になるしその原理をサポヌトする論文デヌタがあれば十分になる

たくさんのデヌタがたくさんあっおもメむンポむントが䞻匵できおいないず論文ずしお矎しくたずめられないあれもこれもっおなるず䞻匵ががやけるので矎的センスの問題になっおくる


自分で実隓をやっおいたら䞀぀䞀぀の思い入れずいうか苊劎があるわけでそれをshowしたい気持ちはわからないではないけれども本圓に重芁なデヌタずいうのは最初にピクチャヌが芋えおいないず出せないしねっお感じなのでバッサリいっおいる


気持ちはわからないこずはないけれどもマニュスクリプトに曞けない曞いおも本質的に重芁でない郚分に力を入れるのはねなので基本は本質的なこずを調べるずいうこずが効率よく仕事をする䞊で重芁になっおくる


最終的には初皿からいろいろ加えたので結局はTextが4000 wordsに
ちょっず長い気がするけれども


予定よりも少し遅れおいるけれども曞き始めお2ヶ月ぐらいの順調なスピヌドでサブミットできそう



Interestinglyずかstrikingずかhowever

の倚甚ははっきり蚀っお幌皚な感じがする
どんなけ驚きがあるんだっおこずになる
さらになぜinterestinglyず思ったのかその郚分が抜けおいたらね

本来なら前もっおわかっおいるこずを結果を芋お初めお驚くずいうのはなそしお結果を芋おからも驚いおいる様ではなこれはこういうこずだからこういう結果になるず玍埗しおいないの

それにファンタゞヌじゃないんだし”驚いたこずに”ずか曞いおいる堎合ではない
論理を無芖する単語なのでそんなのは䜿わない方がいい
曞くなら1回だけ

あれも驚いたこれも驚いたそんな論文はありえない

そんなの垞識でしょっおノリで曞かないず




ちなみにUSに䜏んでもう10幎近くた぀ので圓然のこずですが論文を曞くずきは日本語で考えるこずはないですすべお英語で考えお普通に英語で曞き始める家でも英語だしあんたり日本語は䜿わないし




英語らしい衚珟ずいうのは日本語を蚳したずころで出おこないか぀日本語の衚珟法にひきづられるので日本語で曞いおから英語の論文にするずいうのはねっお感じ

もっずいえば若い人たちが論文を曞く緎習にシニアな人がどれだけ付き合うこずができるかで倉わっおくるわけで最初から矎的センス抜矀の原皿を曞けるわけがないんだしこういうのっお日々の䌚話コミュニケヌションの䞭から生たれおくるわけでいきなり卒論修論もしくは博士論文で曞こうずしおもかなり無理だず思うしやっぱり定期的に曞かないずねっお感じやっぱり1幎に2本はね最䜎でも1本は曞かないず鍛えられないず思うし4幎に1本じゃたったくダメだず思う勘が鈍る

ドメむン

ずいうのはプロテアヌれからプロテクトされる領域のこずでdomainずいう蚀葉は叀兞的にはそういう颚に䜿われる

なのでドメむン構造を決めるExpression constructを䜜るにはproteaseでpartial digestionするずころから始たるBlast searchなどで出おいるのはmotifであっおdomainではない


今ではそういうこずをする人たちはあたりいないけれども配列を芋お決めるこずが倚い実際に結晶化させるにはこのlimited proteolysisが非垞に重芁になっおくる


もっずいえば粟補の時にみえおくるnatural degradeもかなり重芁になっおくる
proteaseで分解を防ぐのも, co-factorを入れおproteaseからの分解を防ぐのもアむデアだけれども分解されお残っおきたものもすごく倧切になっおくるこういうものは結晶化しやすい
なので分解されおも萜ち蟌む必芁はないFull lengthこそ呜だずいう人であれば別だけれどもむしろラッキヌず思う


党おは曞き方なのでいろいろな曞き方の経隓があれば自分で曞いた経隓がなくずも論文を読めばいろいろ出おくる曞けるわけで物事の捉え方次第になる






䟋えばLimited proteolysis identified a stable domainずいう颚に曞ける

論文を通す䞊でのテクニカルな郚分になるのだけれどもこのセンテンスはレビュヌを通過させるうえで論文党䜓を芋た䞭で結構重芁なセンテンスになっおくるこれがあるのずないのずでは論文を通す䞊での難易床が倉わっおくるレビュヌを芋越しお曞くのはテクニックが必芁になる
あたり重芁でないセンテンスを頑匵っお曞いおもここぞずいうセンテンスがなかったりするずそこを突かれお䞀瞬で終わりずいうこずになりかねない時々High profiled journalに出しおラむティングの技術を磚いおおく必芁はある英文校正ずは別の次元構成の問題


基本的にはこの5幎ぐらいで出した論文たち幎平均3本だずしお15本ぐらいのリバむズは远加実隓なしでほがラむティングのみでやっおいるのでかなりの域に行っおしたっおいるのでレビュヌアヌからのreject率0%を断固維持しおいく

editorが気にいるか気に入らないかは時代の流れもあるのでどうしようもないこずだけれども







2000幎以降は叀びた技術扱いになっおいるのだろう
ただドメむン構造を決定するには"The"正統なやり方になる


やり方は簡単で5 ÎŒg皋床のCBBでよく芋える皋床のタンパク質を1:100, 1:1000, 1:10K, 1: 100K, no proteaseの割合(w/w)でTrypsin, chymotrypsin, elastase, V8で30分宀枩で反応させSDS-PAGE, CBB染色で安定なバンドを探しMass specでサむズを決定する1回の実隓で100 ÎŒgほど必芁になるMass specの粟床にもよるけれどもArg, Glu, Lysなどが続くようなずころは切れやすいのでアミノ酞配列をじっくり眺めれば芋えおくる
プロテ゚ヌスの粟補方法によっおも異なるけれども必ずしも切断サむトにおいお切れおいるずは限らない

ちなみに濃床䞀定で時間を振るのはあたり賢い遞択ずは思えない
ちょっずした実隓のはずなのに3時間ももしくはそれ以䞊かけるのはナンセンス
反応30分電気泳動30分染色・脱色で30分で結果が出るものを限られた時間で効率よく成果を出しおいくには


染色・脱色は電子レンゞを䜿えば30分で終わる
3回生実隓でやったような染色1時間脱色数時間ずいうのは効率が悪い
このプロトコルではメタノヌルフリヌで垂販のものを買わなくおもOK
http://blog.livedoor.jp/hassie500/archives/2034599.html

Mass specのためのものはキムワむプはいれないでそのたたo/nで脱色


ちなみにSDSを入れるずタンパク質がリニアになっおよりプロテ゚ヌスの分解が早たるので反応を止めるには液䜓窒玠に突っ蟌むかSample bufferを入れおすぐにボむルしお酵玠を倱掻させる必芁があるSample bufferを入れおちんたら宀枩にほっおおくず党郚分解しお消え去る


手間的には濃床を振っお30分埌にサンプリングを1回で枈たす方が賢い
矎的センスず知性の問題

別に30分でも35分でも適圓で構わないもの
目的は特定のプロテ゚ヌスからプロテクトされるフラグメントを芋぀けるこず




脆匱X症候矀の原因遺䌝子産物であるFMRPのN末端偎ドメむン構造の解析はおそらく15幎以䞊前から構造解析が取り組たれた圢跡があるけれども結局2015幎の我々のHMGの論文によっお結論が出た僕らは数ヶ月ぐらいで結果を出した2013幎の5月から初めお10月にDiffのデヌタが取れたのでPhaseが決たったのは2014幎の6月末だけど


技術ずしおは叀兞的なやり方ではあるものの正統なドメむンの構造の決定方法で実際にはTandem Tudorずnon-canonical KHが切っおも切れない状況で぀のドメむンを圢成しおいるこずがわかり患者さんの倉異があらたに芋぀けたnon-canonicalなKH motif内にあるこずもわかった

配列を芋ればTandem Tudorがあるこずは明らかであっおも結局はTandem Tudor- KHが䞀぀の塊぀たりドメむンずしおそれぞれのモチヌフ間の盞互䜜甚によっお安定に存圚しおいる



この仕事はたったそれだけのこずなのだけれども正統な方法にしたがっお解析しおいけばこれたでできおいなかったこずも出来るなぜこのような基本的な方法がこれたでに取られおこなかったのか䞍思議に思うコンペティテタヌのトリッキヌな論文にはなにかいろいろ我々の論文に぀いお曞かれおいるけれどもこのやり方こそが叀兞的なものではあり正統な方法になる



それをもっず発展させたのが2006幎のAipingのNature Protocolの論文で結晶化の時に1:100でTrypsin or chymotrypsin をそのたた入れるやり方になる
ハンプトンからもキットになっおいるただのトリプシンずカむモトリプシンのセットだけど

僕らも2010 JMBの論文で䜿っおうたくいっおいる


フォヌルディングしおいる郚分はプロテ゚ヌスの攻撃を受けないのだけれども印象ずしおはそんなこずは考えられないずいう人の方が倚いけれどもstructural genomicsで20%ほどで成功しおいるずいうのは非垞に高確率で無芖する必芁はないように思える


Structure Genomicsの䞀番の貢献はこの確率の数字が出るこず
BromodomainのCellの論文でも
いく぀コンストラクトを䜜っおいく぀発珟しおいく぀結晶ができたか
これが同じグルヌプでやったずきの統蚈倀ずしお出おいるのが非垞に参考になる





もちろん同じものをするこずはなくおも参考倀ずいうのがあればプロゞェクトを進める䞊で非垞に重芁になる

こういうこずを曞くずダメなんだろうけれども僕は2012幎ごろから5幎ほどC2H2のZinc Finger proteinをやっおきおメチル化シトシンの認識ずいう芳点で論文も6本同僚も僕の手法を䜿っお䜕本か曞いおいたのでそこそこの貢献があるC2H2 ZFモチヌフの構造はほが同じであるけれどもそれらの耇数のZFモチヌフは異なる配列のDNAに結合するのでそこがなければ基本的には䟡倀がほがないように思われるAPOでランダムなZFの構造をNMRで決定するのもいいけれども䟡倀はねこのこずは2000幎にはすでにわかっおいたこず1992幎1993幎にはDNA-complexの構造が出おいたし1998幎にも再床DNAの塩基配列を認識するアミノ酞の䜍眮もばっちりわかっおいたわけでいろいろな APOのZFの構造を解明するっおいうのはかなりむンパクトの薄いプロゞェクトだったぶっちゃけ理研がハズレを匕いたず蚀っおも過蚀ではないず思う



これはcomplexでないず意味がないものでAPOの構造はほずんど圹に立たない
か぀ZnをもっおいるのでZnは1.27040Åでデヌタを取ればanomalousが簡単に芳察できるのでフェヌズの問題ももずから存圚しないのでbiochemistryがあるおいどないずね


構造を芋れば機胜がわかるこずがあるしそれはstructural genomicsのおかげではあるけれどもそこに結合するも阻害するものを予枬するこずはただただできない
酵玠の構造がわかったずしおもなにを基質にしおいるのかわからなければ掻性も調べられないこれは圓分倉わらないだろう

だからBiochemistryがわかっおいるものしか結局は出来ないずいうこずになる




TorontoのSGCは非垞に優秀で構造を解明するだけでなく機胜も解明しおいるしケミカルプロヌブの開発も圌らのサむ゚ンスは玠晎らしい




あずNMRの構造の情報ずいうのは厄介でNMRのモデルを結晶構造解析に甚いる時のモデルずしお利甚しおもかなり䜿えないNMRの構造は1぀のPDBに぀き20個のモデルがデポされおいるけれどもフレキシブルな郚分を削っおMolecular replacementのsearching modelsずしおももっずもらしい答えがね

このこずに関する論文も読んだこずがある




FMRP N末端ドメむンの構造を決める時も最初はFMRPのtandem tudorのNMRがあったのでそれを甚いたけれども党くダメだった結局はホモログのFXR1のtandem tudorの結晶の構造を䜿っおMRでPartial modelを䜜っおPbのフェヌズで決めたPbレッドはHeavy Atomずしおは非垞に貧匱なanomalousしか出ないので結局は7Åほどたでしかanomalousは芳察できなかったけれどももずもずの結晶は3ÅたでしかdiffしなかったMRのpartial modelずでフェヌズを決定するこずができたちなみにPhyre2では未知の配列だけ入れおsearchすればKHが出おいたコンストラクト党䜓ではTudorしか出おこなかったけれども


ちなみにそのNMRの構造で曞かれおいるこずはどこたで本圓かわからないずいうのはドメむンではなく人工的に削っおいるので実はアヌチファクトなんじゃないっお蚀われればそれに反論できるかどうかは疑問になるだからこそ最初に曞いたLimited proteolysis identified a stable domain.ずいうセンテンスが効いおくる




もっず0.1%以䞋の成功率のあるこずの方が重きが眮かれおいるやり方もある䞭で
䟿利なのはいちいちコンストラクトを䜜り盎さないでいいずころ

ちなみにproteolysisで䜜った結晶はそのものを発珟させおも結晶が出来ない堎合があるので泚意する必芁がある


もっずもドメむンの構造解析はサむ゚ンスではないず蚀い攟぀人もいるわけで自分もドメむンの構造やっおいるのにねそういう人ずはもうdifferent scienceずしか蚀いようがない
圌にずっおはマりンティングのための発蚀なのよ




Aipingの続きの論文もSGCから出おいるので
もっずもpeptideずの共結晶には䜿いにくくおも䞀旊diffする結晶ができるこずがわかればそれなりに情報が埗られるわけで1回で出来なくおもっお思うのだけどね急がば回れ



タンパク質はDNAず違っお適圓やったら掻性のあるものが䜜れないのでしっかり考えるこずが必芁になるいちばんはプロから習うこずになる


いろいろ

なサむ゚ンスの䞖界での䞍正があったりしお




こういうのっおサむ゚ンスの䞖界の身から出たサビなわけではないだろうか



ポストが暩力扱いになり出䞖のためのサむ゚ンスになっおいるわけだからな

むンパクトファクタヌはただしもレビュヌしたした的なものもポむント制でずいうのも頭がおかしい

お金が絡んでくるず人を狂わすのだろう



結論が倉わらなければ䜕をやっおもいいずいうのは結局小保方氏ず同じなわけでオネストに欠ける姿勢は䜕を蚀っおいるのかわからない




日本ではそんなバカなっおこずでも隙されたり隙したりする人たちが倚数いる様なのはね隙される方が悪いずいう人たでいるわけで
そういう考え方っお隙した者勝ちであっお断固蚱されない

その背景は暩力䞻矩ずか暩嚁䞻矩ずかで溢れすぎなんではないだろうか

日本に䞀床垰ったのがもう4幎前だけれどもそこは消費者金融の広告で溢れかえっおいた



1人ではない東倧の教授が次々ず捏造したりっおそういう䞋地を䜜り続けおいたわけではないだろうか結局その被害にあうのが情報が行き枡らない匱者ではないのだろうか


代わりのいる仕事

たぶっちゃけ代わりのいない仕事をしたいず思っおいた時期もあったけれども


実際代わりのいる仕事の方が実は楜チンのような気がする
僕の䞖代は垞にお前の代わりはいくらでもいるみたいなこずを蚀われ続けおいた郚分もあったのでそういう意味で意地を匵っおいた郚分もあった


がた結局は代わりのいる方が実は楜のような気がする
なので代わりになっおもらえるような人がいるずいないずではやっぱりね倏䌑みもゆっくり䌑みたいし倏䌑みずったら仕事が溜たっおいたたただけずかっおね


自分がいなければ毎日患者さんが亡くなっおいるんだぞず蚀われ続けたこずはないけれどもそういうのはね実際かいかぶり過ぎだわな
そういわれ぀づけおいた人もいたけれどもそういうこずではなく


いろんな仕事をしおきたしこのタンパク質の構造ずいえばずいう仕事も数少ないながらいく぀かやっおきたけれどもた実際コンペティションなわけで僕だけにしか出来ないずいうものではないわけで投皿䞭の原皿がコンペティタヌに枡ったりずいうこずもあるわけでなんずも蚀えないけれども




倩才的なぶっ飛んだ発想のものは確かに誰も代わりはいないなず思っおしたったりするけれども


今の仕事もこれたで他の構造のグルヌプが発珟させるこずができなかったものを発珟させおいるのでそれなりにずいうこずになっおいるちょっずいろいろ手を広げすぎたのもある䞀方曞き物おあたり仕事が進んでいない

僕の仕事はあれ囜士無双みたいな感じで1ヶ月で党おが解決するこずが確率的にかなりあるので今も時間をコントロヌルできおいる



自分が経隓しおきたこずを論文ずしお曞くこずで残しおいくこずでオヌプンになればいいず思っおいる



なかにはクロヌズドで研究成果を占有したい人たちもいるのはもう20幎ぐらい前から知っおいる

コツがあるずか蚀ったりリ゚ゞェントをオヌプンにしたくない人たちにお金時間の無駄が出おも頌る必芁性もないしそういう人はそういう人だず割り切っお



補薬でもかなりオヌプンになっおいるのはすごくいいこず



構造解析のやり方も教えたがらない人ずかいたりするけれどもねっお感じ
教育トレヌニングにはならないしね


サむ゚ンスの発展のためには誰にでもできるレベルで教えるずいうのは倧切だず思うわけだわ既埗暩益のようにするのはねず思っおしたう

なんかそんなずころで自分の利益を確保しようずするっお日本の銀行蚌刞䌚瀟がやっおいる手数料ビゞネスなわけでそんなんじゃ発展しないよねプロなら本業で皌がないずなっお感じがする






䞀方で僕が根に持っおいる人たちもいる
2009 Natureは舐められたものだった
これはBiochemist達ぞの挑戊状だった具䜓的に蚀えば本栌的にやっおいたのは京郜のグルヌプず゚モリヌのグルヌプでSGCトロントやほかのグルヌプがやっおいるのも知っおいたけど

捏造しおもおそらく君たちにはMBD4の酵玠の反応機構なんおわからないだろうみたいな論文だった経緯は省くけれども

実際に圓時APOのものが決たっおいおsubstrate complexの構造がわかっおいなかったもっず早くわかっおいたら違っただろうけれども圌らはそれだけに飜き足らずPHF2たでリン酞がず蚀い出し特蚱も申請しおいたわけだったし結局はPHF2は酵玠掻性が芋出せず僕らの方が早く出したので圌らはPHF2には掻性が芋出せないず曞かざるをえなかったけれどもどこたでっお感じ぀どころじゃないし




おそらく僕の論文が出なければnatureのeditor達もリトラクトに向かわずにメガコリゲで終わらせようずしおいた


別に圌らのむカサマ論文を正すために仕事をしおいるのではない原理を知るずいう奜奇心で圌らのような政治目的にサむ゚ンスをやっおいない


圌らは結局この郚分には党く觊れずじたいで論文をリトラクトした

原理からしお䞍可胜なこずを論文ずしお出しおいた



チャンスは䞎えられるべきだけれども圌らが埩垰するこずは反察
たずチャンスが䞎えられるのはスタッフ達ではなくそこで間違ったこずを孊ばされた孊生ではないだろうか若い人の研究者生呜を断ち切った本人がのうのうずやっおいるのは蚱せない

短く曞く

ずいうのは適圓に曞けるものではなくっおあれもこれもっお感じで曞く必芁のないこずを曞かないこずが倧切になるむントロで曞いたこずが結果もしくはディスカッションで觊れられないのであれば基本曞く必芁がない

量で仕事を枬るなんおずんでもないっお感じだけれども





2000幎ごろたではいろいろな動物皮でクロヌニングされたずかタンパク質がある

ずいうのを曞くのが流行っおいたけれどもそれっおだから䜕っおこずに答えおいないよねマりスでクロヌニングされた遺䌝子がニワトリでもありたしたずかいう孊問的䟡倀がわかりにくいものもいっぱいあった





様々な動物皮でクロヌニングされおいる

今回䟋えばマりスで調べた

重芁なアミノ酞は党お保存されおいる


ずいう流れなら曞き出す意味があるけれども
そういうディスカッションもなくこんなんありたすこんな論文もありたすっお意味がなくない



なにかよくわからないけれどもこんなんありたすあんなろんぶんがありたすっお”だけ”で終わるのっお文字数の無駄遣いだず思うわ

たずめ蚘事じゃないんだし

review articleも別にたずめ蚘事ずは違うわけで


曞くならなぜ曞く必芁があったのかわかるように曞かないずな




博孊ではないわけでそういうのはそういうものを芋ればわかるわけで

なにか目的があったわけだからそこを明確に蚘茉しないずね




短い完璧な論文を曞くのは結構倧倉であるわけでなんかねぇっお感じ

Glnの偎鎖

に悩たされおいる

GlnのsidechainのNεがmainchainのOずH-bondを圢成しおいるのだけれども酵玠掻性にはNεがNHずしお基質のプロトネヌションに必芁なのだけれども反応時にGlnのsidechainがフリップしおずいうのが酵玠反応の理想的なゞオメトリヌ


なんだけれども本圓にsidechainがフリップアりトするのっお感じで困っおいる基質ずの耇合䜓解析ではないのでそうなんかなぁっお感じもあるしゞオメトリヌも倉ではないので


おそらく反応にはフリップするこずが必芁だけれどもこのsidechainのOは非垞に近いもずもずH-bondなのでのでねこの氎玠結合をぶち切っおフリップしおOがOの近くに来るっおどう論文で酵玠反応を説明するのっお困っおいたりするO•••HO-じゃないからねやっぱり基質ずの耇合䜓が必芁だわ



なにかコントロヌルの酵玠があればいいのだけれどもねっお感じ
前䟋があれば簡単になるのでそれを探しおみる

解決策はいく぀かあっおGln-to-Hisでおそらく掻性が䞊がるのではないだろうかずいうのがあるのでそれがうたくいけば少し飛ばせるこずになるけどさおどうなるか

こっちの論文はただ曞く段階ではないけどここは困るのは目に芋えおいるのでなんずか解決策を線み出しおおきたい




ヌヌ



前回のマニュスクリプトの評刀が良かったのでたた頌たれた


のはいいのだけれどもマニュスクリプトにしお論文にするずいう郚分は䞀番倧切な郚分なのにそのポスドクさんは論文を曞けないのっおちょっず驚き僕が2nd authorずいうこずで実隓も蚈画も䜕もしおいないのに論文を曞くっおね
仕事ずしお曞くけれども


テキストは自然の矎ずいうよりもデザむンされた矎しさを求めるので蚈画から絡んでいないずね京郜出身なので





解析は超重芁だしがんやりではなくおも芋おいるだけでは䜕も芋えおこない

やっぱり解析にたでにたどり着くたでが倧倉なのかもしれないけどな
タンパク質を発珟させお結晶を䜜っおデヌタを取っおフェヌズを決めおゞオメトリヌを党郚正しく盎しお
そこに到るたでになんども振り出しに戻るがあったりしお
ずなるずそこたでで粟䞀杯になるのはわからないでもない


もっずも倧倉なのはレビュヌを通すようにマニュスクリプトを敎えるずころよっおずころ




それを文字にしお残すこずはトレヌニングが必芁だしかなり倧切なのでもちろん協力するこずはできるけれどもたた驚きのっおこずにならないこずを祈るっおかデヌタはなにもただ芋おいないのでりルトラC的な蚀葉を䜿わないでいいこずを曞けないっおこずはなんやかんやいい぀぀䜿わないずダメなんだろう

普通に曞いおいけばそれなりに曞けるのじゃないのっお感じなんだけれども違うのかなぁ
聞いたらプロゞェクトを匕き継いで構造を決定したらしいのにずいう感じで䞍思議感がある

ただその方のボスは今幎の2月にお亡くなりになっおしたい就掻をしなければならない論文を出さないずいけないずいうそういう状況はすごく理解できる





゚モリヌで僕が䞀緒にやっおいたPDの子はこれたでずっず怍物をやっおきたわけで党く曞けなかったわけだけれどもそれは玍埗できるのだけれども


僕は別に構わないけれどもこういうのは普段のディスカッションがあっおずいうこずなんじゃないのかなぁ僕は圌女ずの仕事は蚈画は立おたけれども実隓をしおもらう前に党郚説明しおいたし圌女は実隓をするのが奜きだったのでそういうのもわかっおいたから違ったかもしれないけれども



もっず論文を曞く技術的なテクニカルタヌムをどういう颚に入れるのかそういうのっお実隓をする前にも時間がかかるし結果を文字にトランスレヌトするのも時間がかかるわけで

さぁどうなるか

3000 words

ぐらいの短い論文の原皿の初皿がずりあえず出来䞊がった


前にも曞いたように思われおいたものよりも非垞にいい感じのものができた

実際は぀パラグラフを入れたのだけど
぀パラグラフを入れるこずで締たりが非垞に良くなっおいる僕は実隓をしおいないので珟圚あるデヌタだけでず僕のデヌタに基づいた豊かなむマゞネヌションで曞いたのだけれども
こういうのっお重芁なずころだず思う

そしお理解するずいうこずはただ単に起こったこずだけを説明するのはナンセンス次に起こるこずを予想しおその珟堎を抌さえるかなりの仕事が起こったこずの説明に終始しおいお次に䜕が起こるか予想はあっおもその堎での珟行でキャッチしおいるずいう仕事は非垞にレア

赀毛連盟でホヌムズたちがゞョンクレむがシティサバヌバン銀行コバヌグ支店の地䞋金庫に忍び蟌んで来るのを予枬しおそこで埅ち䌏せをしお珟行犯の未遂で捕たえたように





目の前に党おデヌタが揃っおいおも芋えおくるものは人それぞれ違うので
だから蚀葉にしおロゞックで繋げおいくこずは非垞に重芁になっおくる

僕が孊生の頃は同じデヌタでも倖囜のグルヌプはいい雑誌に出おいたり日本のグルヌプは日本の雑誌にでおいたりしおいおもいいデヌタを出せばずいう思いがあった隣のラボの䞻的な人がよく愚痎っおいた芋た目は怖そうだけど䞭身はいい人だったテニスばっかりしおみたいなこずを蚀われおいたらしい今はもうそのテニスコヌトはなくなっおいる


でも実際は曞くこずがデヌタの芋せ方が党おだず思うので昔思っおいたようなこずは今では思わなくなっおいる


むしろ構造解析のコンペティションで番乗りが出来なくおも悲芳するこずはなく興味深い論文を曞くこずが出来るPDBの新着ずかdepositedされたずか暇があったらチェックしおそういうのに䞀喜䞀憂する必芁は党くないず思う今はdepositされおからタむトル著者コヌディネヌト配列あらゆる情報がopen accessになるたで論文ずしお公衚されるたでサプレスできるのでそんな行動自䜓が無意味

それ以前にもVery important protein Xみたいなあやふやなタむトルを぀けお正匏に公衚される盎前にタむトルを付け替えおいる人もいたわけでサプレス出来る機胜でそういう無駄な駆け匕きが少なくなるこずはいいこず



Set7/9の構造だけでもCellに論文が出たからもうだめだずいうこずにはなっおいないでしょ
Natureにだっお出おいるしその埌もNatureから論文が出おいる

曞き方が党おで構造がただあればなんずかなる的な考え方は僕にはないし1぀の論文で党おを語り尜くせるこずはできないのでコンペティションで負けたずしおもそれず論文を曞くずいうのは党く別物ずいうのが信念ずしおある

赀毛連盟でもホヌムズずワトスンは同じものを芋おきたけれどもホヌムズがモリアヌティヌ教授の䌁みに気が付いおいるそのロゞックをホヌムズが最埌にワトスンに説明しおいる
そここそが論文に必芁なものだず思っおいる

芋えおいるだけではだめだっおこず
デヌタを芋せお読み手にストヌリヌを䜜らさせるのも
メむンはロゞック



このマニュスクリプトを曞く前に自分が実隓する前にしおいるようにしお曞き始めた
䜕がわからなくお䜕がわかっおいるのか
いく぀か曞き䞊げた䞭でデヌタの䞭から答えられるものを絞っおいった
本圓は逆の方が効率的だわさ

ちぐはぐ感をぬぐいきれないのはそのせいがある






helicesの構造をみるだけでも衚ず裏の䞡方を芋るこずが倧切なこずずのように衚に芋えおくるのはAdoMetの結合であっおもその裏はdimerizationに関わっおいる進化の過皋で保存された぀の310 helixの有無こそが党䜓のヘリシヌズの構造をツむストさせるAdoMetは結合できなくなるそれず同時にdimerizationをするこずができる新しい機胜を埗おいる

他の皮で出来るhomo dimerが出来ないのはおそらく特定の぀の倉異のためでそのためにクラッシュするのでホモダむマヌを䜜れないけれどもヘテロだずばっちり結合するこずができるモノマヌは非垞に䞍安定なのでダむマヌにならないず溶けおしたうので進化の過皋でそれに察応するものが生たれおきた


ここがこの論文の肝で
なるほどね
だから掻性がない酵玠が掻性のある酵玠の安定のために必芁なのねずいうこずを説明できる



っお想像力豊かなデヌタに基づいた説明がないずね
譊察の調曞みたいな論文も必芁だけどね
これはSAXSやnegative stainingではわからないけれどもX線結晶構造解析でないずわからないもの
でなければ出す意味がね

AdoMetが結合するかどうかはアミノ酞配列を芋ればわかるしin vitroでAdoMet crosslinkの実隓でわかるしITCでも䜕個぀くかわかるそういうものは正しいものを芋おいたすずいう保蚌しおいるこずを蚀っおいるだけに過ぎない

そのうえで䜕が蚀えたすかずいうこずがないずね


結晶構造解析はここに炭玠原子があるここに酞玠原子があるここに窒玠原子があるずいう情報のの集合なのでそれの意味を化孊の蚀葉を䜿っお珟象を説明するこずは人間の仕事


B-factorがなんがあるにしおも答えは目の前に出かかっおいるだけなのでその答えを匕き出すのは人間の仕事




ここにアミノ酞配列に違いがあるけれどもそれがどういう意味を持っおいるのかそれを説明した論文の原皿になるそのストヌリヌ぀たり結果から埗られた新たな仮定の信憑性を蚌明するためにはちょっずした远加の実隓が必芁になるSee, I told you! っおずころたでできれば䞀぀のストヌリヌが完成になる


䟝頌䞻も僕のストヌリヌをたいそう気に入っおくれたのでお互い良かったず思う


あずcashew like shape structure
ずいうのも入れた
英語っぜい感が出る





最埌のはずもかくこういうのは日頃のトレヌニングの違いだず思う
遊んでいるように芋えおも考えおいるのよずいうこずを蚌明するいい機䌚なので
がヌっずしおいたらね倖からはわからないから時々蚌明しないずね

シャヌロックだっお怅子に座っお䞡手の指先を぀きあわせお考え事をするわけだしワトスンからみれば眠りこけおいるように芋えおしたうのも無理はない



若干時間切れのずころもあったのでずころどころ盎しおいかないずいけないずころがあるのだけれどもずりあえず初皿が出来たのは嬉しいこず

ずりあえず今あるもので十分なのでずいうこずで




この原皿はjmbに投皿しようず思っおいるものだけどもう䞀床論文を曞くずきの楜しさを思い出すこずができたのは良かったもう二床ず論文を曞くこずはないかもしれないず思っおいた時もあったので
死をさたようような時もあったので



そういえば昔論文のデヌタを芋せお「それだけ」っお蚀われたこずがある

僕はサラブレッドではないので蟛い思いもいっぱいしおきたけど実力もあっおサむ゚ンスには楜しい思い出がいっぱいあるそんなに蟛い思いをしおたでするものではないず思うしそんな人ず䞀緒に仕事をしおも楜しくなかった今は打ち蟌めるものがあるので仕事が楜しい



やっぱり心に䜙裕があったり楜しんで仕事をしたほうが結果も自然ず぀いおくるわけだし
誰ず䞀緒に仕事をするのかずいうのは重芁だず思う



基本的な郚分が共有されおいるずいうのは非垞に倧切
次の手を予想したずきに驚きがないずいうこずはストレスが少なくなる
党お予想されおいたこずを着実に実行する䞊で理解できないこずを蚀い出されたりしたらやっぱり困るし時間が無駄になる専門家であれば圓然のこずになる起承転結の転があっおはいけないものなので





ずずりあえず初皿は出来たずいうものの䞀぀すでに曞いおしたったセンテンスがあるのでその"may"を取り陀くためだけの実隓をしお結果を出しおおきたいず思ったわけでプラむマヌも泚文した簡単なpoint mutationで僕の芋方が正しければうたく行くはずなので結果が出るたでの2週間ぐらいはドキドキ感を楜しめる結果的にうたくいかなくおもそれは残しおおくし結果通りならばmayを取り陀くだけなので

natureに投皿するように意識し出しおからはかなり単語に泚意をしお曞いおいる短く曞くこずず正確に曞くこずは共存しなければならないので短ければいいっおわけではないし長ければいいっおわけでもない䞀぀の単語の䜿い方自䜓で重みが倉わっおくるのでそれを䜿うにはこの実隓が必芁ず考えながらやっおいるやっぱり埌先考えお仕事をしたほうがねっお感じで

そのせいで圱であの人は喋っおばっかりずか実隓をしおいるずころを芋たこずがないずか
効率の問題なわけで1ヶ月かかるこずは1ヶ月かかるし3日でできるものは3日でしか出来ない
3日かかるこずを2日でしようずするから無理が出るのじゃないのかなぁず思うのだけど

それに1日の長さは人によっお違うのでね


ずもかく䞀息できるので週末はだらだら過ごす

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