5月20日、「アイドルマスター シンデレラガールズ」及び「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」で行われた第8回シンデレラガール総選挙の最終結果発表が行われました。
この記事では、今回の総選挙から参加した7名の新アイドルの中でも、最も高い順位を獲得した「夢見りあむ」に焦点を当てて、第8回シンデレラガール総選挙について考察していきたいと思います。
偉そうに書いていますが、筆者はバリバリの低学歴であり、この考察に関しても総選挙以上の検証はしておらず引用した知識も曖昧です。むずかしい話っぽく書いてあるだけのデタラメな考察であることをご了承ください。読むだけ時間の無駄です。
シンデレラガール総選挙について
第8回総選挙の最終結果
結果をご存じの方も多いと思いますが、改めて最終順位トップ10と属性別トップ5を確認してみましょう。
最終トップ10
第1位:本田未央(2位)
第2位:北条加蓮(3位)
第3位:夢見りあむ(初)
第4位:遊佐こずえ(24位)
第5位:佐城雪美(18位)
第6位:一ノ瀬志希(6位)
第7位:鷺沢文香(4位)
第8位:佐久間まゆ(8位)
第9位:ナターリア(41位)
第10位:的場梨沙(34位)
※ ()内は前回総選挙での順位
属性別トップ5
キュート
1位:遊佐こずえ
2位:一ノ瀬志希
3位:佐久間まゆ
4位:工藤忍
5位:緒方智絵里
クール
1位:北条加蓮
2位:佐城雪美
3位:鷺沢文香
4位:高垣楓
5位:浅利七海
パッション
1位:本田未央
2位:夢見りあむ
3位:ナターリア
4位:的場梨沙
5位:高森藍子
パッションとしては第1回以来、第6回第7回であと一歩1位に届かず涙を飲んだ「本田未央」が、積年の想いを実らせ見事8代目シンデレラガールの座を獲得しました。おめでとうございます。
ボイス実装枠に関しては「夢見りあむ」「遊佐こずえ」「佐城雪美」「ナターリア」の4名に新規実装が決定しました。佐城雪美ちゃんは個人的に好きなアイドルだったので今後の活躍が楽しみです。
その他にも、第2回から続いてきた高垣楓の連続トップ10入りが今回(11位)で途切れるなど色々ありましたが、やはり注目は新アイドルとして実装されたばかりの夢見りあむが第3位を獲得したことでしょう。
総選挙における考え方
さて、次の項から本題に入って行きますが、その前に筆者のシンデレラガール総選挙に対する考え方についてお話したいと思います。
まず事実として「第7回総選挙でシンデレラガールを獲得した安倍奈々は、今回の総選挙では中間発表・最終発表ともに一度も名前が出てきていない」という結果があります。
そしてその理由として、「総選挙の順位は決して“人気の高さ”だけではなく、“その時の話題性”の影響を強く受けるから」だと自分は考えています。
前回は41位、それ以前も30位以下をウロウロしていたナターリアが、今回ボイス実装枠を勝ち取るまでに至ったのも、海外版スネーク声優によるビデオメッセージが大きな話題を呼んだ結果だと思います。
もちろん、高垣楓や鷺沢文香といった、話題性がなくとも安定してトップ10にいるアイドルもいるため一概には言えませんが、少なくとも『順位の高さ=人気の高さ』という事ではないという考え方は理解していただけると幸いです。
夢見りあむはなぜ上位入賞できたのか
新アイドルとしての話題性
前年12月から今年の3月にかけて計7人の新アイドルが実装されましたが、その中で圏内にランクインしたのは「夢見りあむ(3位)」「久川凪(46位)」の2名のみ。以前新アイドルについて記事を書いた段階ではどのアイドルも話題性十分だと思っていたため、この結果は少し意外でした。総選挙で求められる話題性の消費期限は、想像以上に短いのかもしれません。
久川凪のランクインに関しては「デレステでの実装から総選挙開催までのスパンが短かったことによる話題性の維持」「新曲ではラップパートを担当するなど、同時実装された颯より存在感が強かったこと」が理由に挙げられるかと思います。
しかし、ほとんどの新アイドルが圏外に沈む中で、夢見りあむは3位という好成績を収めボイス実装を勝ち取りました。一体なぜここまでの票が彼女に集まったのでしょうか。
次の項から、夢見りあむのみが持っていた特殊な話題性について考察していきます。
度重なるプロデューサーの“お気持ち表明”
この記事を読んでいる人の中には、SNS上や匿名ブログに書かれた「夢見りあむに対するマイナス意見」を目にしたことがある方も多いと思います。
モバマスやデレステでの一挙手一投足に文句を言われ、同じ声無しアイドルを担当しているPからも「こいつだけは許せない」という憎悪と憤怒に塗れた意見が出ていたことは、夢見りあむを語る上で外せない要素だと思います。
ここで一つ重要なのは、その意見のほとんどが「匿名」だったということです。夢見りあむに関するマイナス意見として有名な匿名記事「夢見りあむが許せない」では、総選挙投票期間終了後に「一連の匿名ブログのほとんどは自作自演」という追記がされていました(※5月16日に記事全文が書き換えられ元記事が確認できない状態です、自作自演したという もう一つの記事はまだ確認可能です)。真偽は不明ですが、この一文はネット上に存在する匿名のマイナス意見の中に、夢見りあむの話題性を確保するための自作自演が混ざっている可能性を示唆しています。
夢見りあむへのマイナス意見1つ1つを、担当Pによる自演行為なのかアンチによる攻撃なのか区別する方法はありません。しかし結論として、実装から総選挙までの間、匿名ブログやTwitterの愚痴垢が中心となって夢見りあむの話題性を確保し続けました。
アンダードッグ効果による得票力
マンガ『めだかボックス』を読んだ事がある人は知っていると思いますが、アンダードッグ効果とは
アンダードッグ効果《"underdog effect" アンダードッグ(underdog)は、勝ち目のない人、負け犬の意》
選挙の勝敗予測で劣勢にあると報じられた候補者に対し、同情から多くの票が集まり、逆転勝利へとつながる現象をいう。(デジタル大辞泉より引用)
というものです。
夢見りあむは前述した通り、批判的な意見がネット上に書き込まれ続けていました。
ここからは筆者の憶測となりますが、その批判的な意見が課金額の少ないライトユーザーや、ミリシタPやシャニマスPの元に届き、結果的に夢見りあむに注目を集めたのではないかと考えます。
話題性のみで言えばナターリアや久川凪にも票を集める力はありましたが、夢見りあむはそのマイナス意見による話題性によってアンダードッグ効果を発生させたことが、3位という結果に繋がったと考えられます。
まさに夢見りあむのセリフにある「炎上でもいい!目立ちたい!」が体現された総選挙になったと思います。
補足:「りあむショック」だという意見について
今回の夢見りあむ上位入賞を「コイルショック」「五条ショック」と同じだと語る意見を幾許か見かけましたが、個人的にはこの意見に反対です。
上記2つの騒動の肝は、投票の敷居が低いことにより、そのコンテンツに興味がなかった人や投票の存在を後から知った人でも気軽に投票できた点にあると考えています。
確かに、Twitterではハッシュタグ「#夢見りあむをシンデレラガールにして古参P泣かそうぜ」という物は出回っていましたが、mobageでは個人認証済みである必要があったり、デレステではPLv20以上かつパネルミッション解放済みでなければ投票できないという制限があります。
投票するにしても、ゲームにログインし、イベントを走って投票券を回収し、課金して更に投票券を買う必要があるこの投票方式では、ただの呼びかけのみで3位に上り詰められるほどの票を集めるのは難しいと思います。
夢見りあむが3位に辿り着いたのは、似たような形での呼びかけは行われていたものの、コイルショックや五条ショックのような「コンテンツに興味のない第三者からの票」ではなく、れっきとしたアイマスPによる、目的と熱量を持って行われた投票による結果だと思います。
まとめ
記事の総括とこれからの展望
今回の夢見りあむは言わば「炎上商法」に近い手法を用いて話題性を獲得し、総合3位という結果を出しました。実装されたばかりでキャラクター性が浸透しておらず、キャラクター自身が炎上を容認していたからこそ取れた手法だったのではないでしょうか。
次回以降の総選挙では、どんなアイドルがどういった形で話題性を作り上げるか非常に楽しみですね。また夢見りあむが来年も高い順位を獲得できるかは、シンデレラガールズ全体の中でも特に注目したいポイントになると思います。
謝辞
こんな適当な考察を読んでいただきありがとうございました。
ぶっちゃけ、はてなブログの見出し機能とか目次機能を使ってみたくて書いた記事でしたが、今回の総選挙結果を知る上での参考になれていれば幸いです。
今後夢見りあむの声優が発表され、早ければ11月の名古屋で行われるライブに参加してくるかと思います。そこでまた一悶着あるんじゃないかとワクワクしています。いずれライブ現地でお会いしましょう。
今回の記事は以上となります。改めて、ここまで読んでいただきありがとうございました。