玄倉川水難事故(DQNの川流れ)のその後と生き残りの現在について

その後の世間の対応・反応

今回の玄倉川水難事故(DQNの川流れ)の事故の後、世間ではどのような対応が取られることになったのでしょうか?そして、世間の反応はどうのようだったのでしょうか?

この事故を受けて現在では、再発防止に向けた議論や対策や救助体制の強化が取られることとなりました。

台風に関する表現が改編される

防災上の観点からも、気象に関する表現の改編も行われました。玄倉川水難事故(DQNの川流れ)で大雨をもたらした熱帯低気圧と台風に関しては、それまで大して影響がないと思われていた表現を改めました。

2000年6月より「弱い熱帯低気圧」から「弱い」を外して、「熱帯低気圧」に変更をし、台風の強さを表す「弱い」「並みの強さ」、台風の大きさを表す「ごく小さい」「小型」「中型」を廃止しました。

現在の気象予報では、台風の強さを表す表現を「強い」「非常に強い」「猛烈な」と言い、台風の大きさを表す表現は「大型」「超大型」であらわすようになりました。

世間の反応や報道での扱われ方

この玄倉川水難事故(DQNの川流れ)の事故後の世間の反応は様々なものでしたが、リーダーの加藤直樹さんをはじめとする受難者達のDQNな言動に非難が多くありました。

受難者たちの身元や会社名も晒され、生き残った方の名前も世間に知れ渡りました。ネット上で出回ってしまうと、いつまでも残ります。現在になっても消えることはありません。

この事故によって、亡くなったかたや生き残った方への世間の反応は厳しいものとなりました。そして、会社の富士繁までイメージが悪くなったのはこの事故の結果となっています。

玄倉川水難事故(DQNの川流れ)の被害者に関する情報

玄倉川水難事故(DQNの川流れ)の被害者に関する情報をみていきましょう。18名のうち13名がなくなっています。まずは生存者の方たちです。

富士繁社員・加藤直樹さん(31)、長女・加藤朝香ちゃん(5)、長男・加藤一樹ちゃん(1)。富士繁戸塚ドライバー・平野幸男さん(29)、兄・平野嗣富さん(31)の5名が生存者の方々です。

続いては、亡くなった方たちです。富士繁戸塚ドライバー・松尾利美さん(31)、主婦・松尾 理恵さん(30)、長女・松尾 歩ちゃん(9)、長男・松尾 駿兵ちゃん(5)。

富士繁作業員・加藤 裕二さん(33)、主婦・加藤 美江さん(28)、長女・加藤 優香ちゃん(1)。富士繁戸塚ドライバー・梶ヶ谷 剛さん(25)、婚約者・織立 亜希子さん(25)。

富士繁戸塚ドライバー・高橋 直人さん(26)、恋人・小野崎恵子さん(25)。富士繁戸塚ドライバー・原田 敬介さん(48)、長女・原田 千佳ちゃん(9)の13名が亡くなりました。

玄倉川水難事故(DQNの川流れ)の法律による考察

今回の玄倉川水難事故(DQNの川流れ)について、それぞれの法律に照らしてみて考察していきましょう。

 水防法

洪水又は高潮の氾濫により著しい危険が切迫していると認められるときは、都道府県知事、その命を受けた都道府県の職員又は水防管理者は、必要と認める区域の居住者に対し、避難のため立ち退くべき事を指示することができる。水防管理者が指示をする場合においては、当該区域を管轄する警察署長にその旨を通知しなければならない。

(引用元:神奈川県山北町玄倉川水難事故について)

今回の事故のケースでは、ダム事務職員が非難のため勧告の支持はだしています。そして、警察にも通報もしています。法律に乗っ取った対応をしているでしょう。

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