速度落とさず現場に進入か 愛知・西尾の母子事故

中部
社会
2019/5/11 11:55

10日午後に愛知県西尾市で母子が乗用車にはねられ、母親(33)が意識不明の重体となった事故で、車のフロントガラスが激しく損傷していることが11日、県警西尾署への取材で分かった。同署は車が速度を落とさずに交差点に進入し、母親をはねた可能性があるとみて調べている。

 母と男児が乗用車にはねられた事故の現場を調べる捜査員(10日午後5時6分、愛知県西尾市)=共同

西尾署によると、自動車運転処罰法違反容疑で現行犯逮捕された無職、塩谷晃由容疑者(29)の車は、フロントガラスの右側が激しく損傷していた。現場手前の交差点を右折する際に速度を落とさず、そのまま市道を横断していた母子をはねた可能性がある。

事故は10日午後2時20分ごろに起きた。近くに住む母親は頭を強く打ち、意識不明の重体になっている。母親と一緒に市道を渡っていたとみられる長男(2)は軽傷だった。

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