どうも、薬剤師なのにビジネスマンとして働くアツポン( @Atsuponpapa)です。
今回はドラッグストアでも目にすることが多くなった花粉症治療薬「アレルビ」を私がおすすめする理由、さらに薬剤師の視点でアレグラとの違いを紹介します。
花粉症って、目のかゆみ、鼻水、せき・たんが出てツライですよね。
アツポン
自分も昔から花粉症やアレルギーに苦労してきました。
病院に行くのが面倒、気軽に治したい、できれば安くても効果の高い薬を買いたい…
そんな自分も早めの時期から安いアレルビを飲むようになりました!
アレルビが大人気!Amazonでベストセラーを記録
アレルビはアレグラFXの後発商品です。
そのアレルビがAmazonで大人気であり、ドラッグストアでも目立つ場所に置かれています!
アツポン
なんと言っても安い!!!
アレルビはアレグラと同一の有効成分(フェキソフェナジン)でありながら半額以下で買えるのでオススメですよ。
薬を飲まずに花粉症やアレルギーの症状が悪くなって過敏な状態になると、ハウスダストや空気の寒暖の差でも鼻水や咳が出ることもありますからね。
花粉症シーズンの早い時期、症状も軽いうちからアレルビを飲んでおくと良いですよ。
もちろん、アレルビに限らず自分に合った市販薬を探してみるのも良いと思います。
アツポン
最近はアレルビが人気なためにAmazonで品切れや価格が上昇していることがあります。
そんなときは,Amazon限定のアレジークがおすすめです!アレルビとほぼ同じ価格でアレグラと同じ成分です。
アレルビとアレグラの値段の違い!アレルビが56錠1000円の理由
アレグラは花粉シーズンにCMを見かけますよね。電車内の広告や新聞でも見かけます。
嵐の大野くんがアレグラのCMに起用されていますね。
パッケージもキラキラしていて、紫色で統一したブランドイメージがカッコイイ!
ただ、こういう広告費って、メッチャ高いんですよ。
キラキラしてるイケてるパッケージって、デザイン料や外箱の製造コストも高いんですよ。
それらって、そのまま販売価格に上乗せされています!
アレルビは1日約40円で圧倒的に安い
アレルビはテレビCMやタレントを起用した広告が一切なく、パッケージもシンプルですね(失礼)
コストが抑えられた結果、販売価格に差が出ています。
| 販売価格 | 1日あたりの価格 | |
| アレルビ | 918円/28日分 | 約40円 |
| アレグラ | 1598円/14日分 | 約115円 |
ワンシーズン通しての差額を計算してみましょう!
症状が軽めな早期からシーズンを通して飲むことを考えて、お薬を飲む期間を3ヶ月(90日)とすると、1シーズンで6,500円の差になります!
アレルビが6,500円もお得!
- アレルビは約3,500円/3ヶ月
- アレグラは約10,000円/3ヶ月
アツポン
価格差の背景にはアレグラのマーケティング戦略
アレルビとアレグラはどちらも国に審査を受けた上で認められた「薬」です。
花粉症治療薬であるアレグラとアレルビはどちらもフェキソフェナジンを有効成分とした薬であり、どちらもブランドネームなんですよ。
ただ、市販薬の「アレグラ(久光製薬)」は従来から使われていた医療用医薬品の「アレグラ(海外メーカー)」のブランドネームを引き継いでいるんですね。
アツポン
そのため、以前から医療用で浸透していたブランドネーム「アレグラ」を市販薬でも使用でき、さらにそのまま海外メーカーに市販薬を製造させたので、ブランドネームを維持しつつ市場投入も早かったんです。
アレグラは2012年に発売、アレルビは遅れて2016年に発売です。
ブランド力と市場投入の早さで世の中を独占状態でしたので、アレグラが「本物」みたいなイメージを持つ人もいるかもしれません。
マーケティング戦略としては大成功ですよね。
安心感のあるイメージは購買意欲を後押ししてくれますからね。
つまり、アレルビもアレグラも同一成分かつ同一含量なのに、ブランド力の差が歴然なんです。
その結果、同じ成分の薬なのに価格差が発生しています。
アレルビとアレグラの戦略
- アレルビは価格勝負
- アレグラはブランド力で勝負
アツポン
アレルビとアレグラの効果はほぼ同じ!
アレルビとアレグラは全く同じ効果かどうか、それは誰も明確に言えません。
アレルビとアレグラをヒトに投与して比較したデータがないからです。
でも…
アツポン
同一成分かつ同一含量で同じように作られているので、理論的には同じということです。
そして、基本的に医師の判断が必要な薬(実績が十分でない医療用医薬品)はドラッグストアで販売できる市販薬にはなりません。
そのため、安いアレルビで十分!と自分は思っています。
アツポン
アレルビとアレグラはどちらも同じ市販薬
アレルビとアレグラはどちらもフェキソフェナジンの薬として国に承認されています。
アレルビはジェネリック医薬品ではありません。
そもそも、市販薬(一般用医薬品)にはジェネリック医薬品という概念がありません。
医療用医薬品では新薬を開発した会社が特許を有するので先発品(新薬)として市場を独占できます。
そして、特許切れの後に後発品(ジェネリック)が参入します。
ドラッグストアで購入できる市販薬(一般用医薬品)は、日本では厚生労働省の「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」により専門家に評価された上で有効成分が『市販薬として大丈夫か?』と議論されています。
参考 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議厚生労働省ホームページ基本的に全て特許切れの成分が対象として議論されています。
その検討会議で『市販薬にしていいよ!』と判断された有効成分(フェキソフェナジン)が市販薬(アレルビ/アレグラ)として販売できます。
市販薬でOK!と判断されたら、医療用とは関係なく、市販薬という新たな業界で自由競争が始まるんですよ。
どの会社もフェキソフェナジンで市販薬を作れる!
アツポン
アレルビとアレグラは同じ成分(フェキソフェナジン)を同じ量で含んでいる薬として国から承認されています!
アツポン
どちらもフェキソフェナジンを使った花粉症治療薬であり、同じ成分で同じ量を含んでいるので、ほぼ同じと考えられています。
一部の添加物のみが違う
アレルビとアレグラは同じ成分を同じ量で含んでいますが、添加物のみ違います。
アツポン
献身的な薬剤師アツポンがアレグラとアレルビの添付文書をそれぞれの会社からダウンロードして徹底比較したよ。
アレグラとアレルビの添加物を一覧表を書き出しても退屈になるのでピックアップすると…
強いて両者の違いが出そうな点を言うなら…
錠剤の形を作るために必要な添加物であるマクロゴールの種類が違いました。
添加物(マクロゴール)の違い
- アレグラはマクロゴール400
- アレルビはマクロゴール6000
マクロゴールって、化学名ではポリエチレングリコールと呼ばれる高分子化合物なんですよ。
後ろの数字は平均分子量を意味していて、硬さに影響するんです。
塗り薬なら塗り心地が変わるかもしれませんが、アレルビもアレグラも乾燥させた小さい錠剤なので影響を受けにくい違いです。
結論として、水で丸飲みするので 気にしなくて大丈夫 です。
アツポン
この添加物の違いを具体的に例えるなら、焼酎のお湯割りでお湯に使う水の種類(ミネラルとか硬度とか産地)を気にしているようなものだよ。
大事なのは焼酎の種類だよ!
同じ焼酎で同じ量なら安いほうがイイ!
お湯も水道水で大丈夫だし、そもそも天然水なら何でもいい!
そんな感覚なら、アレルビで良いと思いますよ。
アツポン
アレルビは高い水準をクリア
アレルビは皇漢堂製薬が製造販売しています。皇漢堂製薬は医療用医薬品も作っている会社です。
アツポン
当然、アレグラもアレルビも国から承認を得て、国の規定した水準を満たす工程で製造されているので、どちらも安心ですよ。
アレルビの口コミと評価
アレルビの安い値段は魅力的ですよね!
口コミでもアレルビの安さが購入のポイントになっているようです。
アツポン
まとめ:アレルビがおすすめ
アレルビとアレグラ、ここまで1日あたりの値段に差が出ている商品も珍しいですよね。
その差額に伴って有効性や安全性に差があるかというと、そうではなく、高いほうには広告費や製造コストの上乗せ、ブランド力による強気な価格設定があります。
正直、両方とも原価はかなり安いはずです。
ちなみに、アレルビが効く人はアレグラも効くし、合わない人はどちらも合いません。
なぜなら、同じ有効成分かつ同じ成分含量だから。
何が言いたいかというと…
アツポン
自分は花粉症にアレルビをおすすめします!
Amazon限定のアレジークもアレルビと同じ価格帯でおすすめです。
最近はAmazonがプライベートブランドで市販薬を販売しており、アレジーク以外にもお買い得な市販薬が多いですよ。
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