［女子ラグビー］ラ組女子、聖地秩父宮で輝け！　セブンズシリーズ東京大会開幕

　東京五輪へアピールだ！　女子７人制ラグビーの国内サーキット、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズの今季第２戦・東京大会は１８日、秩父宮ラグビー場で開幕する。今季は、日体大とアルカス熊谷という過去２度ずつ総合優勝を飾った強豪から有力選手が卒業して他チームに移るなど、移籍が活発化。第１戦の秋田大会で、横浜ＴＫＭと、ながとブルーエンジェルスが互いに初優勝を懸けて決勝を戦ったように混線だ。選手にとっても１年後の東京五輪へのアピールチャンス。東京大会に臨む１２チームを注目選手と合わせ紹介する！（写真・文＝大友信彦）

　昇格から２年目の今季は第１戦の秋田大会で初優勝。ＳＨ藪内あゆみ＝写真＝は立正大を卒業しアルカス熊谷から移籍。秋田大会２４トライでＭＶＰのイケナシオらパワフルな外国人選手を操り連勝を狙う。　　

　秋田大会では６位。主将のＣＴＢ鹿尾みなみ（筑波大４年）＝写真＝は女子ラグビー界屈指のタックラー。兄は日本代表歴のあるヤマハ発動機ＣＴＢ鹿尾貫太だ。ＳＯ大塚朱紗（２年・石見智翠館）のキックは女子ナンバーワン！

　千葉・我孫子高時代にＵ－１８日本選抜などで活躍したＳＯ佐藤優＝写真＝が立正大を卒業し今春加入。司令塔として女子７人制日本代表の小笹知美、米国出身のトリバーという大駒をダイナミックにリードし上位進出を狙う！

　昨春のチーム創設から１年で昇格。今春は日体大から突破力抜群のＣＴＢ名倉ひなの＝写真＝、ハードワークのＦＷ桜井綾乃、千葉ペガサスからラン＆キックの光るＳＯ高木萌結（青学大１年）が加入。さらに成長中だ。

　日体大から加入した新原響＝写真＝がＳＨ兼ＷＴＢで攻撃の幅を広げる。主将のＷＴＢ平野恵里子は昨年のオーストラリア留学で走力もパワーもレベルアップ。秋田大会では初の決勝進出を果たし準優勝。東京で悲願の初優勝を狙う。

　日体大から昨季年間ＭＶＰの山本実＝写真＝が加入。司令塔のＳＯに座り攻撃の幅が広がった。秋田大会では４位に終わったが、昨季２大会でＭＶＰを受賞したＷＴＢジャンナも６トライと好調。目指すは東京大会での初優勝だ。

　パスを多用して抜く攻撃スタイルは健在。「１対１で抜く力がある」と阪本結花主将（４年）が絶賛するＳＨ／ＳＯ室越香南（１年）＝写真＝は神奈川県出身。ＷＴＢ高木愛実（３年）の決定力にも注目だ。

　日本協会の強化指定選手らによる混成チーム。今年１月の１５人制関東大会高校の部ＭＶＰのＣＴＢ秋田若菜（栃木・佐野高２年）＝写真＝、先週のリージョナルセブンズで四国大を主将として優勝に導いた井上藍（４年）ら伸び盛りの若手が強敵に挑む！

　国内大会には中村知春ら代表組がなかなか出場できないが層は厚い。ＳＯ古田真菜（立正大４年）＝写真＝の視野の広いゲームメークからＦＷ山下果林らパワフルランナーが豪快に走る。新世代の活躍で２年ぶり優勝を目指す。

　２年前の東京大会でラガールセブンの一員として優勝、ＭＶＰも受賞したＷＴＢ上運天（かみうんてん、旧姓・加藤）あかり＝写真＝が、ながとを経て今季加入。石見智翠館から加入２年目の原わか花とのダブルエースでトライを量産だ！

　国内で唯一フルタイムでラグビーに専念できる環境のもと、昨季は年間１００試合の強化試合を敢行し、入れ替え戦に勝って念願の昇格を果たした。身長１７２センチの大型ＷＴＢ葛西杏奈＝写真＝のダイナミックな走りは必見だ。

　秋田大会は１１位と不振だったが、東京ではＷＴＢ堤ほの花（４年）、ＳＨ平野優芽（２年）の代表組も復帰して巻き返しを図る。ルーキーのＷＴＢ永田花菜（１年）＝写真＝の長いストライドを生かしたランニングも楽しみだ。

　スーパーラグビーのサンウルブズの今季国内最終戦となるブランビーズ戦（６月１日・１４時１５分キックオフ、秩父宮ラグビー場）の観戦チケットを読者５組１０人にプレゼントします。応募は、はがきに〒住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想や要望を記入し、〒１００　８５０５　日比谷中日ビル１０Ｆ「サンウルブズ・チケットプレゼント」係まで。５月２３日必着。発送をもって当選発表とします。

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