日本ハムの栗山英樹監督(58)が17日、2軍調整中の清宮幸太郎内野手(19)について「指名打者で毎日使えるくらい打てば、そこで呼ぶ」と打撃の状態が上がり次第、守備の復帰を待たずに昇格のゴーサインを出す可能性を示した。
右手有鉤(ゆうこう)骨の手術から2カ月余。14日から2軍戦に復帰した清宮は順調に打席を重ねている。一方でスローイングにまだ不安を残しており、指名打者での出場が続いている。18日からのソフトバンク戦のため熊本に移動した栗山監督は「体がどうだとか守ったとかこだわらない方がいい。余計なことは考えなくていい。打てば上がる。まずは打てよって話」と打撃の状態次第であることを明かした。
吉村ゼネラルマネジャーも「守備ができるかどうかは絶対ではない。打つ方が良ければDH、代打で上げることもあるかもしれない」と説明。チームの長打不足の解消にも清宮は適任で、近々の昇格も十分ありそうだ。 (土屋善文)