【重要】他サイトが教えない愛着障害の治療の真実と危険性

警告するひよこ

「愛着障害の治療」について3回にわたって書いてきました。自分で言うのもなんですが、どの記事の内容も重要です。

が、今回の内容が最も重要です。

なぜなら

愛着障害の真実、あるいは恥部に関わるからです。

今回の記事はタイトルこそ「愛着障害の治療の真実」ですが、愛着障害自体の真実でもあります。

そればかりか子育て全般に関わる大切な事柄です。

まず、言っておくと厳密には「愛着障害」という症状は存在しません。

そうではなく、様々な症状に「愛着障害」というレッテルを貼っているだけに過ぎません。

このレッテルを貼る際に、治療の理論や治療方法が関わってきます。また、このレッテルを貼ることは非常に危険な事です。

順を追って説明していきましょう。

1.愛着障害という「仮定」

レッテル貼り医者

愛着障害とは

幼児期(特に母親)や養育者との間に強い心の結びつきを形成できなかったことが原因で起こると考えられている諸症状のこと。

「考えられている」ということは「実際には正しいかどうかはわからない」ということです。

にもかかわらず、無理やりこのようなレッテルを貼る

  1. その諸症状が生じたときに親を恨むことになる。
  2. 親の方も最悪感に駆られる。
  3. 原因が違う場合、愛着障害は治療できない。

という弊害があります。

1-1.長年悩まされていた場合は

についてなのですが、

現在の自分の不幸が親に原因があるとわかった場合、必然的に親を恨むことになり、余計にストレスがかかり症状が悪化しそうです。

確かに、本当に親に原因があった場合、長年親から悩まされていたはずなので、

そのストレスから解放されることにより症状は治まるかもしれません。

しかし

そうでなかった場合、親を逆恨みするだけで愛着障害の治療はおろか、むしろ症状が悪化するでしょう。

にもかかわらず、愛着理論ではそのような危険性を一切考慮していないのです。

このことについては後ほど詳しく検討していきます。

1-2.治療のための方便

さて、「愛着障害だ」と言われている症状については

などでまとめました。例えばうつ病などがあります。

でも、うつ病自体は昔からありましたよね。

そのうつ病が「実は親の不適切な育て方が原因じゃないか」と因縁をふっかけるのが愛着障害の考え方です。

特に岡田尊司氏はこのように言います。

積み重ねられてきた愛着の研究は、今では特別な子どもの問題を超えて、一般の子ども、さらには大人にも広く当てはまる問題であることを明らかにしている。

愛着障害は、現代人が抱えているさまざまな問題に関わっているばかりか、一見問題なく暮らしている人においても、その対人関係や生き方の特性を、もっとも根底の部分で支配しているのである。

出典元:岡田尊司『愛着障害』

要するに、社会のあらゆる問題に対して「親が悪いんじゃないか」と言っているのです。

確かに

親が原因で不幸になる子どももいます。例えば虐待を受けながら育った子どもです。

そのような子どもを岡田氏は、引用文の中で「特別な子ども」と呼んでいます。

それでは、「一般の子ども」や「大人」の様々な不幸も親が原因で起こるのでしょうか。その証拠はあるのでしょうか

これは是非覚えていて欲しいのですが、

岡田氏を含む専門家は「親の育て方のせい」で子どもが心の病生きにくい性格を抱えたという証拠を見つけていないのです。

確かに、そのように見える研究結果もあります。

しかし、そのような研究結果にもかなり疑わしい所があるのです。それについてはいずれ別記事にまとめようと思います。

話を戻すと、

岡田氏が「親の育て方のせいで子どもが心の病生きにくい性格を抱えた」と考えている、最も強い理由はおそらく

「そのように仮定したら愛着障害を治療できることがある」ということでしょう。

ここで今回のテーマである「愛着障害の治療」の話になります。

2.愛着障害の治療の「真の目的」

安全第一ヘルメット

愛着障害の治療方法は

に書いた通り、「安全基地による治療」が基本になります。その手順はこちらの記事を読んで欲しいのですが、

一言で言うと

「安全基地」と呼ばれるYESマン親への不満をぶちまけてスッキリするというものです。

傷つけられた怒りや悲しみを、恨みつらみを込めて叩きつけるように語り続ける。

それは、傷が深ければ深いほど、傷を与えられた期間が長ければ長いほど、長期間続く事になる。

出典元:岡田尊司『愛着障害』

「傷つけられた」というのは、親に傷つけられたということです。この際のポイントは

否定的なことを一切言わず、丸ごと受け止めてくれる存在に、自分の身に起きたことを、味わってきた思いとともに語り尽くすことが重要なのである。

出典元:同上

この「丸ごと受け止めてくれる存在」が安全基地です。そして

「一通り恨みつらみをぶちまけたらなんとなくスッキリして愛着障害も治まるだろう」というのが愛着障害の治療法です。

前回の記事ならびに先程、

普段、親からたいして悩まされていないにもかかわらず「今自分が不幸なのは親のせいだ」と思えば、逆恨みするだけで余計不幸になる

ということを指摘しました。ところが、まさに

親を恨むように仕向けるのが愛着理論の考え方です。なぜなら、それが愛着障害の治療法だからです。

3.治療のためとは言うものの…

警告するひよこ

この治療法はモラル的にどうなの?と思いますが、それ以前に大きな問題を抱えています。

「愛着障害の治療のために親を悪者にする」というのは100歩譲ってわかりますが、

愛着障害や不安定型愛着に対する治療というのは、今のところ未発達の分野である。

出典元:同上

要するに、「安全基地による治療(別名:親を悪者にする治療)」の確固たる効果は証明されていないのです。

そのような状態で見切り発車的に「現代人が抱えているさまざまな問題の原因は親が作った」と宣言するのは大問題ですが、

そもそも岡田氏は何をもって「安全基地による治療」は効果的であるとしているのでしょうか。

3-1.岡田尊司の治療論と誤り

岡田氏は「安全基地による治療」の話をする前段として、重度のうつ病患者の治療について言及します。

効果を左右するのは、どの治療法を選択したかではなく、まったく別の要素であることがわかった。その要素とは、治療者と患者との質であった。

すなわち、患者の気持ちを正確に汲みとり、どんなときも患者を肯定的にみて、居心地の良い関係を保つとき、うつが改善し良好な状態が維持されたのだ。

出典元:岡田尊司『回避性愛着障害』

「患者の気持ちを正確に汲みとり、どんなときも患者を肯定的にみて、居心地の良い関係を保つ」というのはまさに安全基地を彷彿とさせます。

確かにこれでうつ病の治療が進むのは良いことです。しかし岡田氏の誤りは、

  1. この手法でうつ病の治療ができる。
  2. ということは、親がいままで患者の気持ちを汲んでいなかったということだ。
  3. 子どもの不幸は親が作る。

論理を飛躍させているところです。

3-2.精神分析のタブー【逆転移】

他にはも問題点があります。この治療法では精神分析でタブーとされている「逆転移」が起こっている可能性があるのです。

逆転移とは

医者が患者に感情移入することで、患者の世界観や証言を真に受けること

逆転移を起こさぬように医者たちを戒めたのが、精神分析の創始者であるフロイトです。そして、岡田氏は

「フロイトの手法は暴力的だ」と言って勇敢にも批判しているのですが、

この批判こそまったくもって見当はずれです。

フロイトが主張したのは、医者が患者の発言を鵜呑みにしそれを真実だと思うべきではないということです。

われわれも落ち込んでいる時は被害妄想に陥ったり、ネガティブに物事を考えたりしてしまいますよね。

また、被害妄想の強い人に責めれて心外だったこともあると思います。

心の病を抱えている人はその傾向が強いのです。しかし、患者はそのように思い込んでいるのでそれを否定しても仕方がありません

フロイトはそのような、患者が思い込んでいる事柄「心的リアリティ」と呼び、診療中は否定できないけれども

それが真実かどうかはわからないため、鵜呑みにしてはいけないと主張しました。

3-3.専門家のミスリード

フロイトは患者を嘘つき呼ばわりしているわけではありません。そのように思い込んでしまうのは仕方がないのです。

フロイトが批判したのは、そう思い込むように仕向ける医者たちの方です。現に、

1980年代のアメリカでは専門家たちによって、多くの親や保育士が「子どもを虐待をした」として告発されるという事件がありました。

さて、岡田氏が現在やっているのはどういうことでしょうか。

証拠は何もないのに不安を煽ることで「愛着障害」を人々に信じ込ませ、親をその原因を作った人間として告発する。

まるで例の1980年代のアメリカの専門家たちと同じことをやっているようです。

それに呼応する形で様々なサイトがそれを真実のように拡散する。

例えば、あるサイトでは

  • 人と深く関係を築くことができない。
  • パートナーからメールの返事がすぐに来ないと不安になる。

という多くの人に当てはまりそうなことを「愛着障害」と呼び、その原因を「残念な親による虐待(精神的なものも含む)」としています。

このようなデマ記事、そして愛着障害自体の考え方は子育てを困難にする非常に厄介なものです。

よって、「脱洗脳」と言ったら大袈裟ですが、このデマ記事に騙されないようにするため、

という批判記事を書きました。

この記事でも今回の記事でも何度も指摘している通り、多くの人を不幸にしているのは愛着障害ではなく「愛着障害というレッテル」です。

いくら専門家がそれらしく言っていても「それって本当に愛着障害なの?」と、常に疑ってかかることが大事でしょう。

参考文献

岡田尊司『愛着障害』

岡田尊司『回避性愛着障害』

小此木啓吾『フロイト思想のキーワード』

以上です。ありがとうございました。

2 件のコメント

  • 県外の大学に通っている娘が今年に春休みで3月に実家にかえってきました。
    来るなり、「大事な話だからお父さんもお母さんも聞いてほしい」と居住まい正して付き添いに前から付き合っていた彼氏も同伴で切り出しました。
    「実は私回避性愛着障害でカウンセリング受けているの」と突然の告白に私も妻も唖然とし、次に懺悔の念で涙が出てきました。
    娘が生まれる前から宅配便の下請けで自営をしていたので休みらしい休みはなく子供と一緒にどこかに遊びに行くようなこともあまりなかったような気がするし、ひざを突き合わせて話を聞く暇もあまりなかったように思えて「ごめんな」というのが精一杯でした。
    そういえば、あまり物もねだらなかったし、一人絵をかいてることが多かった。
    いろいろ話し合って「すっきりした」「実家に帰ってくるのが億劫だったけど、やっと楽しみに帰って来れる気がしてきた」と帰ったはずなのに、7月半ばからメールが3回に一辺くらいしか返ってこなくなり、8月にはほとんど返ってこなくなり、実習があるから実家には帰れないとのメール「そうか忙しいんだな」とさみしさ半分あきらめていました。
    そんなしているうち8月21日突然長いメールで親との決別を告げてきました。
    娘がくれた手紙へのメール(返事)です

    —– Original Message —–
    2月末の話し合いからだいぶ経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか。
    長いこと連絡を取らないようにしていましたが、これ以上私に負担の掛かることがあれば困りますのでご連絡差し上げました。
    単刀直入に申し上げますと、私はあなたたちとどのような形でも関わることが負担です。今態度を改め、私に理解を示そうとしたところで、私の心の傷は消えませんし、私のあなたがたに対する認識も変わりません。
    父であるあなたは勘づいていたようですが、私の態度がそっけなくなったとおっしゃっていましたね。それは、あなたがた、特に父に対する不信感によるものです。
    2月の話し合いの際、私の話を聞き終えたあなたは私の謝罪もほどほどにして自らの過去の話や、菅野家が精神疾患を抱えやすいなどという、本質からずれた話を始めましたね。さらに、岩手に帰るときにあなたから貰った手紙。私は、あの最後の一文に納得できませんでした。何を書いたか覚えていますか?
    「お父さんもお母さんも、照れもありとっても表現が下手なんです」
    照れで私はあんなに酷い目にあったのですか?あなたがたのしたことは、立派な児童に対する心理的虐待であるという自覚がありますか?
    私が心の傷を抱えて生きづらさを感じているにもかかわらず、それが全く伝わっていなかった上に、まるで言い訳じみた文章に怒りを覚えました。
    今後こちらから連絡を取ることはありません。そちらから来た連絡に関しても必要な連絡以外は一切反応しません。電話を掛けてきても出ることは無いので、緊急の用事でもメールで送るようにしてください。
    最後になりますが、私はあなたがたの嘆きや怒りの感情、さらには金銭面などの脅しに関して屈することはありません。私の意志は固いので、私をコントロールしようなどということは考えないように。以上です。

    P.S.
    参考程度に、あなたがたが私にしたことを事実としてここに申し上げます。

    ①9歳~12歳 小学生の時
    あなたがたは、手伝いたくもない家の手伝いを、さも当然という態度で私に行わせました。全く褒めることをせず、私があなたがたの思うように仕事が遂行できないと「何度言ってもできないのはサル以下だ」「学習しなさい」と私を罵りました。私はこの言葉を言われ続けたことにより、本当に自分が価値が無く、無能な人間だと思わされてきました。

    ②9歳~18歳 小学生~高校生の時
    私の意見を「くちごたえ」「辛口」と言って受け付けませんでした。さらに私が意見しようとすると、「うるさい」「だれが金を出してやってると思ってるんだ」と言葉で脅し、殴るフリをして黙らせました。私はそれによりあなたがたに意見することなく従うことを選びましたが、そのせいで私の主体性や考える力が養われませんでした。

    ③13歳 中学生の時
    朝起きられない私に「しつけ」のためにわざと学校の修業時間ぎりぎりに起こして大量のエビピラフを朝食として平らげることを強要しました。この一件により、私は大好きだったエビピラフが食べられなくなるどころか、匂いを嗅いだだけで吐き気がするトラウマを抱えました。

    ④9歳 小学生の時
    私が握ったおにぎりを、「こんなもの食えるか」と怒鳴り、一口も食べないまま私に捨てさせました。ひっそりと涙を溢しながら三角コーナーに自ら作ったおにぎりを捨てたときの惨めな気持ちを親であるあなたは想像できたのでしょうか?

    ⑤19歳 大学入学直後
    一人暮らしを始めた私に毎日電話を掛けてきて、私が拒否をすると泣きわめいて同情を誘い、私に精神的に依存しました。これ以外にも、母であるあなたの時々出る子どもっぽい態度にうんざりしていました。父の愚痴を私に聞かせるくらいなら父から離れてください。あなたの弱さや傷はあなたで処理してください。私はあなたの親ではありません。本来なら、私の傷をあなたが請け負うべきです。

    ⑥19歳 大学入学直後
    冬休みに実家に帰らない旨を伝えたら、私がそのようなことを一言も言っていないのに拡大解釈をし、「お前は父親より男のほうが大事なのか」と罵りました。その言葉で、私は板挟みになって苦しみました。あなたがたの期待に100%応えられる訳ではありません。あなたがたが好きなのは私ではなく、「親の言うことに何でも従う良い子」です。それなら、私ではなくてもいいですね。私も、あなたがたでなくてもいいです。

    細かい点を上げればもっとたくさんのことがあります。ですが、共通していることは、子どもである私が親であるあなたがたに衣食住を依存せざるをえないのは当然であるにも関わらず、あなたがたがその弱さを利用して、約20年私をコントロールし続けたことです。あなたがたの愛した「良い子」はもうどこにも存在しません。私は今まであなたがたの言いなりで、そうすれば愛されると思って必死に今日まで生き抜いてきました。しかし、私は自分の人生を生きることにしたのです。あなたがたもあなたがたの人生を生きてください。私に依存することのないよう。
    最後になりますが、私の状態は愛着障害よりは、心に傷を抱えたまま大人として成人してしまったアダルトチルドレンと呼ぶほうが正確かと思われます。ですが、決して同情しないように。心の傷をつけたのはあなたがたです。

    家内や私(父)の名誉のために言っておきます、箇条書きで挙げていたセリフは娘の妄想か拡大誇張です、2人で長い時間思い返してみましたが、まったく思い当たらず、言い訳してもかえって娘をあおるだけなので、カウンセリングのマインドコントロールが解けるまで待つことにしました。
    解けたときは2人ともこのよにいないかもしれませんが!

    • 貴重な体験談をお聞かせいただき感謝致します。

      「カウンセリングのマインドコントロール」というのは非常に的を射た表現です。

      カウンセリングとはまさに「マインドコントロール」であり、「患者にとって都合のいい解釈」を患者に与えることです。

      中でも悪質な「愛着障害のカウンセリング」は精神的に不安定な患者に対し「自分は何も悪くない。悪いのは全て親だ。」という解釈を与えます。

      さらに「カウンセラー」という、さも「正しいことを知っていそうな立場」によって、患者の解釈に確信も与えます。

      ちなみに、愛着障害関連の書籍やカウンセリングでボロ儲けした岡田尊司氏は『マインドコントロール』という、人の洗脳方法に関する書籍も書いているようです。

      過去の出来事はそれを記録した映像がない限り、当事者の記憶に頼らざるを得ません。つまり、客観的な証拠はありません。

      しかし、カウンセラーは患者(子ども)の意見(マインドコントロールしたもの)のみを正しいとし、「2人で長い時間思い返してみましたが、まったく思い当たらず」というような親の言い分は一切無視するのです。

      さて、娘さんの件ですが、

      3月に実家に帰って来た時は「楽しみに帰って来れる気がしてきた」と言っていたにもかかわらず、8月には激しい口調の決別のメールを送ってきたことから、その間にカウンセリングという名の「マインドコントロール」を受けていたのかもしれません。

      カウンセラーは「患者が真実を思い出したのだ」と主張するのでしょうが、それは先ほど言ったように客観的な「真実」ではなく「解釈」であり、そういった解釈の強要では治療は失敗するし、多くの人を不幸にすると言ったのは他でもないフロイト(カウンセリングの第一人者)です。

      そんなことも知らない連中が「カウンセリング」とやらをしているのでしょう。

      話を戻しますが、娘さんの発言、例えば

      「朝起きられない私に『しつけ』のためにわざと学校の修業時間ぎりぎりに起こして大量のエビピラフを朝食として平らげることを強要しました。この一件により、私は大好きだったエビピラフが食べられなくなるどころか…」

      などは正直言って、かなり非論理的です。

      なぜ「朝起きられない私」への「しつけ」で、朝早くではなく「修業時間ぎりぎり」に起こすのか。

      「朝起きられないことへの『しつけ』」と「エビピラフ」を食べることに何の関係があるのか。

      なぜ「しつけ」なのに「大好物」を用意するのか…。

      おそらく、「悪いのは全て親」を基調としたカウンセリングにより、様々な断片的な記憶が「親からの嫌がらせの記憶」として結びついたのではないでしょうか。

      このようなことが起こることに驚かれるかもしれませんが、先ほど名前を挙げたフロイトが危惧したのはまさにこういった「カウンセラーによって記憶が改ざんされる事態」なのです。

      ちなみに、岡田尊司氏は「愛着障害者の記憶は改ざんされやすい」、つまり「マインドコントロールしやすい」とはっきり述べています。

      今回お聞かせいただいた体験談によって、やはり「問題かつ危険なのはカウンセラーである」という確信がもてました。

      娘さんとの関係改善を願いつつ、多くの人を不幸にするとしか思えないカウンセラーや愛着理論の横暴を阻止できるように努めていこうと思います。

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