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【格闘技】

村田、リナレス弟カルロス・トレーナー相手に多彩なパンチ披露

2019年5月17日 紙面から

カルロス・トレーナーに右ボディーを放つ村田=東京都新宿区の帝拳ジムで(藤本敏和撮影)

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 ボクシングの前WBAミドル級王者・村田諒太(33)=帝拳=が16日、東京都内の所属ジムで現王者ロブ・ブラント(28)=米国=との再戦(7月12日・エディオンアリーナ大阪)へ向け、練習。今年からミット打ちのパートナーを務める、元世界3階級王者ホルヘ・リナレス(33)=ベネズエラ、帝拳=の弟カルロス・トレーナー(30)を相手に、テンポのいい連打からバリエーション豊かなパンチを見せた。

 「体のバランスがしっかりしているので自然にいろんなパンチが出る。カルロスは南米出身だけあってリズムがある。その点はブラントと共通するし、それ以上にこっちにもリズムができるのが重要ですね」と村田。最近の試合はワン・ツーと左ボディーという単調な攻めが多かったが、7月は“ニュー村田”が見られそうだ。

 スパーリングも随時行っている。2年前からパートナーを務めるWBCスーパーウエルター級10位デイ(米国)は今週末に帰国するが、入れ替わりでミドル級の世界ランカー2人が来日する予定。「初めてのスパーリングは緊張感がある。楽しみです」。7月の本番に向け、充実した日々を送っている。 (藤本敏和)

◆尚弥のKO予想

 村田が井上尚とロドリゲスのWBSSバンタム級準決勝に言及。「ロドリゲスはスピードがあって右カウンターもうまく全てのレベルが高いけど、尚弥のような一発の怖さはない。パワーの差が歴然とする試合になる」と分析した。

 決着については「尚弥のKO勝ち。中盤まで行って慣れてきたら、ごまかされる可能性もあるけど、判定でも間違いなく勝つでしょう」と予想した。井上尚とはお互いアマチュアだった時代から親交がある。

 

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