「夢見りあむが許せない」を読んだ。この人はきっと担当が大好きで、とにかく声がついてほしくて、だからその邪魔になる夢見りあむが許せないのだと思った。要は夢見りあむじゃなくても、たとえば同じパッション、新アイドルの久川凪が同じポジションにいたら久川凪が許せなかったんだと思う。でも、私は本当に「夢見りあむが」許せない。
私は夢見りあむがモバマスに出てきた時、好きだな と思った。ザコメンタル、クズ、アイドルが好きという要素になんとなく自分を重ねたところもあったのかもしれない。
りあむと年齢が近くて、自分は高校中退していま大検をとろうとしているところで、(リアルも2次元も)アイドルが好き、ついでにザコメンタルで言えば私もいわゆるメンヘラという自覚もあった(自傷は日常茶飯事で、精神科に通い毎日たくさんのクスリを飲んでいるという意味で)。もちろんりあむのように顔が可愛くないし胸も大きくないが、今までモバマスに出てきたキャラクターに比べれば感情移入がしやすかった。
彼女たちの多くはアイドルとしてかがやくために努力を惜しまないし、双葉杏ちゃんに代表されるようなアイドルに対して興味のなかったアイドルもコミュなどのストーリーを経て一応渋々という姿勢を見せるにしても、一生懸命レッスンに取り組みステージを成功させようとがんばっている。
アイドルは成長過程を楽しむものだといろんなところで言われるように、そうした彼女たちの姿を求めてゲームをしていたところもあるが、リアルアイドルはどんどん姿を更新してたとえばミスIDなんかは必ずしも努力を肯定しない。そういうアイドルを見てきてからか、贅沢な言い分ではあるが、デレマスの努力友情勝利のアイドルたちが食傷気味になっていた。
そんなところで夢見りあむが出てきた。
頭でも述べたように私は登場当初の夢見りあむが好きだった。なんでもいいから構ってほしいというメッセージは言っちゃ悪いがミスIDに出てる女の子たちと重なったし、こういう子がこれからアイマスでどう描かれるのかとても興味が出た。
じゃあ登場まもないアイドルをどこで嫌い、というかそれこそ許せないと思ったのはいつかといえば、デレステに実装されてコミュを読んだからだ。りあむは渡米して画家をしている姉と、海外で仕事をしている両親がいて、実質一人暮らしをしているそうだ。
いや、絶対実家太いじゃん。実家太いくせに「人生詰んでる」とかいうなよ。全然人生イージーモードじゃん。そのうえ実家太くて顔がよくて胸がでかいくせに人生詰んでるのか言ったら、じゃあ貧乏な母子家庭でブスでバカの私なんかどうなるんだよ。いっそ殺意すら湧いた。
それまで夢見りあむに期待していた分がひっくり返って、全部憎しみになった。こいつがなにを言ってもいや実家太いじゃん…と思うようになった。それまで気にならなかった部分も、なんだか全てがムカついてくる。
たとえば、ザコメンタルとか名乗ってんのもムカつく。これってどうせメンヘラって表現したいところをコンプラ的にまずいからザコメンタルって表現してるんでしょ。いやこっちは本気でメンヘラやってるんだけど。江崎びす子みたいなメンヘラやみかわいい商売にも常々違和感をおぼえていたけれど、こいつもその類型かと思ったらなんとなくその違和感の正体に気づいた。
メンヘラキャラ商売は、精神疾患を抱えた若い女性をやみかわいくておクスリ飲んで深夜に電話めっちゃしてくる、みたいな面倒な女に落とし込む。夢見りあむなんかその典型じゃないか。胸がでかくて後先考えないバカ。私が夢見りあむを好きだった頃に救いですらあった「やみくんやみちゃんの味方」というセリフも、おめえみたいなバカにメンヘラレペゼンされたくねえという憎しみになった。
デレステに実装されてツイッターは夢見りあむのスクショとイラストとツイートとでにぎわっているし、総選挙はなんだか上位にくいこみそうだ。うんざりする。メンヘラがこんなもんだと思われたらたまったもんじゃないけど、バカなオタクは実在のメンヘラのことなんかバカに仕切っているから、投票数は増えるんだろう。
別に増田に書くつもりもなかったんだけど、元記事の夢見りあむに対する甘さというか、憎しみのぬるさになんとなく筆がすすんだ。
うんち
うんち
うんち
これは夢見りあむ筆頭Pですね…
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