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【ドラニュース】

大野雄、まさか6イニング7失点 頼みの左腕崩れ連勝ストップ

2019年5月16日 紙面から

DeNA-中日 6回裏無死満塁、伊藤光(右)に満塁本塁打を浴びた大野雄(北田美和子撮影)=横浜スタジアムで

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 頼みの左腕が崩れた。中日・大野雄大投手(30)が15日のDeNA戦(横浜)に先発したが、満塁弾を浴びるなど6イニング7失点。前回完封の再現を期待されたが、まさかの乱調で、チームは3連勝を逃した。

 まさかだった。エースの大野雄がやられた。前回の広島戦(7日、ナゴヤドーム)で完封勝利を挙げた左腕が、今季ワーストタイとなる3本塁打を浴び、今季ワーストとなる7失点。4月9日の巨人戦(ナゴヤドーム)以来の黒星となる2敗目を喫した。

 勝敗の分かれ目となったのは、1-2で迎えた6回無死満塁から伊藤光に浴びた満塁弾。カウント1-1から「インコースの真っすぐが中に入った」という失投だったが、それ以上に大野雄が悔やんだのは、無死二塁から中井に出した四球。「そこまでに2安打されていて、怖がってボール先行してしまったというのが今回の分かれ道だった」。これで無死一、二塁となった後、大和の右前へのポテンヒットでつながれ、伊藤光に痛恨の一発を浴びてしまった。

 プロ9年目で初となるスライド登板だったことは「普通に投げられていたので影響はなかった」と大野雄。3回まではわずか1安打に抑えた。4回にロペスに逆転2ランを浴びたものの、5回まではまずまずのピッチングだった。それだけに、6回、ビッグイニングにしてしまったことが悔やまれる。「(中井への)四球が無死満塁につながってしまった。6回は何とか1点で粘っていけば勝機もあったと思うが…」と唇をかんだ左腕は、「1点を嫌がり大量失点になってしまった」と悔しそうだった。

 そんな大野雄について与田監督は「まあ力負けだね、今日は」と言い、「基本の真っすぐがうまく使えず、変化球に頼らざるを得ない状況だったから。あれだけ打たれりゃ、何も言えないでしょう」と続けた。3連勝はならず、借金はまた4に。エースでしっかり勝って弾みをつけたかった中、痛い敗戦ではあるが、この悔しさは次に向けるしかない。

 

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