★★★ Excellent!!!
少年少女の「夢」と「病」の物語 藻中こけ
ただがむしゃらに、熱病に冒されたように夢へと進む
少年少女たちの物語です。
世界から見ればあまりにも小さな、
それでも彼らにとってはあまりにも大きな戦いの軌跡。
痛みも喪失も、夢というものの光も影もすべて凝縮した小説です。
ぜひ読んでほしいです(*´ω`*)
終わった戦いと、癒えぬ病。
【2018年4月28日 KADOKAWAより発売】
上原蒼は日曜日になると、海辺の病院へ行く。初鹿野ハルカと駒木沙也に会うためだ。ハルカはもう半年以上その病院に入院しつづけている。沙也はあの日以来、意識がもどらない。
新入りの入院患者・大槻に求められて、蒼は過去について語りはじめる――彼らのかかった病気のこと、消滅した町のこと、死んでいった仲間のこと、救いなき戦いのことを。
(この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません)