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神明宮・あぶりもち神事 おいしく無病息災

家内安全などを願い、あぶりもちを求める人たち=金沢市野町の神明宮で

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 おはらいに使う「御幣」に見立てた餅で厄よけを祈願する「あぶりもち神事」が十五日、金沢市野町の神明宮で始まった。餅を買い求める参拝者が朝から列を作り、無病息災を祈った。十七日まで。

 ひし形に切った餅を串に刺し、玄関などの高所に飾って家内安全を願う「家守(いえまもり)」は一つ五百円。あぶってショウガ風味の甘いみそだれにくぐらせた「食べるお守り」は一本百五十円で、体の健全を祈る。午前九時~午後八時に販売する。

 同市泉の主婦崎田真由美さん(53)は、家守二つと食べるお守り四本を購入し、「家族みんなが健康に過ごせたら幸せですね」とほほ笑んだ。

 午後には、神前であぶりもちを作って奉納する式もあった。神事は加賀藩二代藩主の前田利長が奨励したと伝わり、毎年五月と十月の例大祭として執り行われている。 (寺田結)

 

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