昨年5月に63歳で死去した歌手、西城秀樹さんの舞台衣装や生前の写真などの展示が14日、東京都中央区の山野楽器銀座本店で始まった。江東区の豊洲PITでも同日午後から、ライブ映像の上映会を開催。没後1年に、西城さんの熱唱する姿を再び胸に刻む機会となりそうだ。
山野楽器銀座本店では、店内でミュージックビデオが上映され、西城さんが愛用した楽器や写真パネルなど約50点が19日まで展示される。
金沢市から夜行バスで訪れたパート職員の上森加代子さん(56)は「ワイルドで時々おちゃめな人柄が好きでした」と西城さんをしのんだ。16日発売のCDとDVDのボックスセットも予約済みという福島市のパート女性は「亡くなって心にぽっかりと穴があいたままです」と話した。
豊洲PITでは、西城さんのデビュー20周年コンサートや、39歳記念コンサートの映像を大音量と大画面で4日間にわたり上映。舞台衣装や愛用のギターなども17日まで展示される。
西城さんは昨年5月16日に急性心不全のため死去した。〔共同〕