境内であぶりもちをほおばる参拝者=15日午前10時半、金沢市野町2丁目
金沢市野町2丁目の神明宮で15日、藩政期から300年以上続く伝統の「あぶりもち神事」が始まり、無病息災を願う多くの参拝者が餅を求めて訪れた。
おはらいに使う「御幣(ごへい)」に見立てたひしがたの餅で、甘辛いみそだれで味付けした食用の餅と、家に飾って厄よけとする「家守(いえまもり)」が用意された。家族へのお土産に買って帰る人や、境内でほおばる人の姿も見られた。神事は17日まで営まれる。
15日の石川県内は高気圧に覆われて晴れ、正午までの最高気温は金沢23・6度、輪島21・6度と平年並みから5月下旬並みとなった。