佐藤浩市「空母いぶき」“役作り”へ非難殺到は文化の未熟さ
「お腹の弱い総理」の設定で想起される人物といえば、潰瘍性大腸炎を患う安倍首相だ。
ネット上では佐藤の発言に、<総理への侮蔑>や<差別的発言>との反応が続出。さらに、佐藤を<反日>と批判するコメントもあふれている。
映画批評家の前田有一氏がこう言う。
「芸術では権力者を皮肉ることはよくある。映画の中で権力者を風刺したら批判されること自体、日本における芸術文化の未熟さを露呈しているのではないか。加えて、同作の中に『お腹が弱い』という設定をことさらに強調するシーンはありません。多くの人は作品を見ていないので、佐藤さんを叩くことが目的化しているのでしょう」
これも日本人の劣化なのか。