WBO3階級王者で、3月にフライ級の初防衛を果たした田中恒成(23)=畑中=が14日、名古屋市昭和区の名古屋第二赤十字病院を慰問し、けがや病気と闘う入院患者らを「退院を目指して早く元気になって」などと勇気づけた。
幼少時に股関節の病気で入院経験があることから、「選手として支えられている分、何かを与えたい」と取り組む。2年ぶりに同病院を訪れた田中は、患者の部屋でベルトを紹介したり、子どもを抱いて話したりした。
3月の田口良一(32)=ワタナベ=との防衛戦後は、連休中に山形県で走り込むなど、今夏や年末を見据えてトレーニングに励んでいる。「いい刺激を与えられるよう、勝ち続ける」と抱負を語った。 (高畑章)