右手有鉤(ゆうこう)骨骨折のため2軍調整中の清宮幸太郎内野手(19)が14日、イースタン・リーグのロッテ戦(鎌ケ谷)に「3番・指名打者」でスタメン出場し、2打数無安打だった。
「甘かったんですけど、少し差し込まれました」。1回1死二塁。ロッテ・土肥の初球138キロの直球が甘く入った。振りにいったが、結果は三邪飛。2打席目は4回先頭。2-2から136キロのツーシームに今度は捕邪飛に倒れた。患部を痛めた3月3日のオープン戦以来の実戦は、予定通り2打席を終えて交代した。
今後の課題については「もう少し切れのあるスイングをしていきたい。試合勘や間合いで不慣れなところがある。そこを詰めていきたい」。それでも患部については「大丈夫。不安なく振れている」とまずはひと安心の復帰戦になった。今後は打席数を徐々に増やしていくことになる。
この日はエンゼルス・大谷が復帰弾を放った。清宮は「比べものにならないですけど、大谷さんもケガをして復帰してというところでは同じかなと思う。1軍の舞台で早く活躍できるようにしたい」と前向きに語っていた。 (土屋善文)