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【ドラニュース】

周平、目指せ最恐の5番 村上コーチが指令

2019年5月15日 紙面から

DeNA戦が雨天中止となり、リラックスした表情を見せる高橋=横浜スタジアムで(今泉慶太撮影)

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 もっと、もっと威圧感のある打者になれ! DeNA戦(横浜)が今季リーグ初の雨天中止になった14日、中日の高橋周平内野手(25)に村上隆行打撃コーチ(53)から指令が飛んだ。ここ6試合は脅威の打率6割6分7厘(24打数16安打)。しかもDeNAは今季打率5割(18打数9安打)と最も打ち込んでいる相手だ。試合は仕切り直しとなったが、この勢いを止めるつもりはない。直近の2試合で「5番」を任された男はさらなる進化を期し、15日からの戦いに挑む。

 期待が大きいからこそ、求めるハードルもどんどん高くなる。広島、阪神との6連戦で打ちまくり、完全にゾーンに入っている竜の主将、高橋のバット。それでも村上打撃コーチが望むのはさらに上のレベルだ。

 「相手にとってはすごい怖いバッターだと思いますよ。でもね、もっともっと怖くなってもらわないといけないですね」

 5月に入ってからの打率は4割6分5厘。打点も伸び悩んだ3、4月の4打点から5月だけですでに14打点をたたき出している。しかし令和の絶好調男に求められるのは数字上の結果だけではない。

 ここ2試合は「5番」に抜てき。クリーンアップを打つ以上は相手のチームに恐怖感を与える威圧感も大切だ。安定感のある4番・ビシエドで勝負を避けられないためにも、「5番」がどれだけポイントゲッターの役目を果たせるか。「ビシエドの後が大事」と村上コーチが言うように、攻撃の鍵を握るのは間違いなくキャプテンのバットだ。

 開幕から37試合を終えて「5番」で先発したのは合計6人。福田の11試合を筆頭にアルモンテの10、阿部の8の順番に出場数は多い。ただその数字は「5番」を固定しきれていないという裏返しでもある。

 開幕から主に「6番」を担ってきた高橋だが、「もともと『6番』を任せたのもクリーンアップが残したランナーを返してほしかったから」と村上コーチ。「チャンスに打てるというのは分かっている。高橋が『5番』にはまってくれて、打線が線になってきた」と起用への手応えを感じている。

 

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