バルセロナの小学校で『赤ずきん』など200冊を永久排除、ジェンダー教育巡り賛否両論も

 スペイン・バルセロナの複数の小学校で、世界的な児童書である『赤ずきん』などを永久排除することを決定したと英ガーディアン紙などが報じ、批判的な意見が相次いでいる。

 永久排除となった書籍は、『赤ずきん』のほか『シンデレラ』『眠れる森の美女』『美女と野獣』など。排除を決めた男女共同参画委員会は、「性差別的でジェンダーに対する固定概念が甚だしく偏っていて“教育的な価値がない”と判断した」とし、幼児向け書籍約600冊を精査して200冊を排除したという。また、「善人か悪人かと『性別』で偏らせている作品は、世の中はそういうものだという考えを子どもに与える」「社会は変わりつつあり、ジェンダー問題に対する認識が深まっているにも関わらず、物語にはそれが反映されない」などとしている。
 これに対しSNSでは、「そんな学校に入学させたい!」「ジェンダーレスな考え方が根付くでしょ」という肯定的な声のほか、「男女の区別はある。『区別』と『差別』は別物なのでは?」「偏った擁護こそ差別を助長する第一歩。子どもたちから考える機会と知識を奪うことになる」といった批判的な意見が寄せられている。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

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