MizuhoH

怒りとか不愉快とかではなく、本格的にネット上の「反ワクチン」というラベリングを調べたい。最近はなくなったけど、一時は「放射脳」とセットになっていて、いわゆるサヨクを批判するスラングになっていた。だけど最近は、医師垢の人気で、何らかのラベリングをするための言葉に変容しつつある。

日本の歴史的な反ワクチン運動は、社会運動史として考えると、医療への市民のクレームとして成り立っていた。社会運動としての「反ワクチン」は、その後、医師を含むカリスマによる極端な主張に回収されていく。 しかし現代思想で指摘したように、これらの主張がどの程度に現実的であるかはわからない

その理由は、日本のワクチンの接種率を見れば明らかだ。現実的な数値として、「反ワクチン」がどの程度に影響しているかは、かなり留保する必要があるだろう。 しかしそれとは別に、ネットでは一部の極端な主張が目立つと同時に、マチズモかつ権力的な「反ワクチン」のラベリングが拡大している。