これは日本酒のお話。日本酒のイメージを変えようと、日々ACTIONされている、YUMMY SAKE株式会社 代表・山本祐也さんがゲスト!
山本:日本酒は、どんなジャンルなのか、どんな味なのか、分からないのに、(ブランドなどで)ジャケ買いをしていることが難しさの一つなんじゃないかという仮説がありまして、これを解くには「あなたはジャズが好きだよ」「クラシックが好きだよ」とレコメンドしてくれれば失敗はしないと思うんですね。
尾崎:タワーレコードにもポップが書いてありますもんね。
山本:そうなんです。試聴が出来てみたいな。実際には、スマートフォンを使って、10種類のお酒を飲んで、1点から5点の評点を付けてもらうんですね。それぞれのお酒のタイプが全く違う、ジャズと演歌とクラシックが流れてきて、「これは4点です」「これは2点です」みたいなのを付けてもらって、味覚でいうとこの人はこういうタイプの方だというのを分析・解析していくんですね。
尾崎:キュンキュンタイプ、ほわほわタイプ。実際に番組ディレクターがやってみたところ、びゅんびゅんタイプだったそうですが?
山本:びゅんびゅんタイプは大きく分けると食中酒です。お米で言うと、白米だけ食べるとそれ自体の味って分かりづらいじゃないですか。海鮮丼を食べるとき、上がマグロで下が普通の白米だと食べやすいと思うんです。これが個性の強いジャンバラヤで、上がマグロがあったらどっちが主役なんだと。そういう意味で、食中酒というのはそのもの自体は控えめの脇役タイプで、今の例で言うとマグロを引き立てるみたいなタイプになります。
試飲したりしながら…
尾崎:え~、でも自分が何なのか気になりますね。他には何があるんですか?
山本:ほわほわ、とろとろ、しゃらしゃら、あわあわ、きゅんきゅんとかですね。これが分かると面白いのが、自分の味覚が分かるのもそうなんですか、「ジャズ好きで集まろう」とか「ロック好きで集まろう」みたいな相手の音楽の好みが分かっていると話しやすいと思うんですね。これで「きゅんきゅん飲み会」みたいなのがあって、きゅんという味覚の人が集まって。お酒はコミュニケーションツールだと思うので。
尾崎:ワインとかビールとか焼酎とか日本酒みたいな分類で考えていたんですが、日本酒の中にも枝分かれがあるんですね。それが分かるともっと面白い。日本酒って酒豪なイメージがありますよね。お酒が強い人という印象がね。
山本:アルコールが強い分、最初に自分に合わないお酒を飲んじゃうと「酔っちゃう」みたいな印象が付いちゃうので。絶対に外さないお酒を1杯目に飲んだら好きになると思います。
尾崎:確かに、友達でも日本酒が好きな人がいて、ずっと頼んでますね。好きな人はとことん愛している印象があります。でも、酒ってそもそも日本酒のことですもんね。
山本:そうです。海外では今、かなりブームで。昔、『マッサン』というドラマが某公共放送でありましたが、あれの酒版みたいな、海外の人が日本に留学して、現地で日本酒の蔵を造るみたいなこともあったりして。
尾崎:どんな国にあるんですか?
山本:直近に半年ぐらいで、イギリスで2つの日本酒蔵がオープンしまして、フランスに1蔵、スペインに1蔵などヨーロッパに蔵が増えています。あと、アメリカでも増えてます。例を挙げられないぐらい、チャレンジが行われています。
尾崎:山本さんも実際に海外の蔵で作られたお酒も飲まれるんですか?
山本:仕事柄イギリスに行くことが多くて、ロンドンの倉庫街のところで、改造して作っているインディーズ感のあるものを飲むと、普通の日本酒だったらこんなことやらないだろうという。
尾崎:全部知らないから出来る冒険があるんですね。
山本:ホップを使うとかですね。「ビールじゃん」みたいな。ビールの原理と日本酒の原理と半々使うみたいな。
尾崎:音楽もそうですもんね。知識がない人が良いものを作ったりするし。でも、入れておいた方が良い知識もあるし、入れてしまったら面白くない知識もあるし!
話は、日本酒と音楽の共通点にまで。聴けば、日本酒のイメージが変わっちゃう。もっと詳しくは、radikoのタイムフリーで!