<朝ドラあるある>の第4弾は、「のぞき見&盗み聞きがありがち」を特集!
ヒロインがのぞき見していたり、されていたり…朝ドラ作品の中でたくさん見かけますよね。作品別で印象的なシーンをご紹介します。
のぞき見&盗み聞きがありがち【前編】
<“泥棒”の恩返し>
戦争が終わり、疎開先から大阪に戻って姉・香田克子(松下奈緒)とその夫・忠彦(要潤)の家に居候することになった、ヒロイン・立花福子(安藤サクラ)、夫・萬平(長谷川博己)、母・今井鈴(松坂慶子) 。
生活のめどが立ってほっとしたのもつかの間、泥棒が家に忍び込んだ。家じゅう大騒ぎとなったが、戦争で家も家族も失い天涯孤独となったという、青年・神部茂(瀬戸康史)の話を聞き、福子たちは許すことに。
そんな福子たちに恩返しをするべく、茂は大阪帝大卒という経歴を生かし、子どもたちに勉強を教えるようになる。“泥棒”から子どもたちの家庭教師に昇進するという“大出世”を果たしたのだった。【第29回】
<“イケメン”が気になる…少女漫画界の巨匠>
なじみの喫茶店で仕事をしている、ヒロイン・楡野鈴愛(すずめ・永野芽郁)の漫画の師匠・秋風羽織(豊川悦司)。そこへ、鈴愛の幼なじみである萩尾 律(佐藤 健)が、友人・朝井正人(中村倫也)とともにやって来る。
背中合わせで座るが、正人が律に言った「女の子よりキレイな顔してモテようったってむずかしいよ」という言葉に、思わず過剰に反応する秋風。そこまで言わせるキレイな顔が見たくてしかたがない秋風は、スプーンに映しての間接的なのぞき見を試みる。【第38回】
<朝ドラ劇場「鈴愛は見た!」>
鈴愛と律が開発を進める「そよ風の扇風機」が完成に近づく中、元企画会社の社長で、扇風機開発を陰から支える津曲雅彦(有田哲平)が怪しい動きをしている。息子に自社の倒産をひた隠しにしている津曲は、オフィスにやって来た息子に「そよ風の扇風機の開発をしている」と嘘をついてしまう。そこで背後に感じた、人の気配。目を向けるとそこには、物陰から黙って見ている鈴愛がいた…。【第146 回】
<“笑い”との出会い>
年に一度の祭りの日、ヒロイン・藤岡てん(新井美羽)は、幼なじみの武井風太(鈴木福)と一緒に寄席に行き、生まれて初めて落語や芸を見る。楽しそうに大笑いする人々の姿を目の当たりにし、すっかり心を奪われてしまう。【第1回】
<栞様がやってきた!>
兄・新一(千葉雄大)が亡くなったことで、「立派なお婿さんもろて、藤岡屋を守る」と決意する、てん(葵わかな)。
かつて縁談の相手だった・伊能 栞(高橋一生)に「もう一度縁談を考え直してほしい」と手紙を書くと、伊能が会いにやってくる。
隣の部屋で盗み聞きする、幼なじみ・風太(濱田 岳)、祖母・ハツ(竹下景子)、妹・りん(堀田真由)、女中・トキ(徳永えり)。てっきり婚姻の話をしに来たのかと思いきや、伊能は、てんの家が営む薬種問屋・藤岡屋に「投資をしたい」と、申し出に来たのだった。
話が終わるころ、怪しい気配を感じた伊能。座っている場所をサッと変えると、そこに聞き耳を立てていた4人を支えられなくなった襖が倒れ込んでくる。【第12回】
<“鈴木”対決! 大阪のご寮さん VS 京都の奥様>
芸人の北村藤吉(松坂桃李)と一緒になるため、勘当覚悟で京都の実家を飛び出して大阪にやって来た、てん。しかし、藤吉の母・啄子(鈴木京香)からいびられ、辛い目にあってしまう。そのことを聞きつけた母・しず(鈴木保奈美)は、娘が心配になり、大阪にかけつける。そして、啄子と対面。その様子を固唾をのんで聞き耳を立てている、てんたち。【第23回】
<風鳥亭の一大事!>
自分勝手な藤吉についに堪忍袋の緒が切れた、てん。藤吉とひと言も口をきかなくなり、仕事場でも第三者を介してなんとか会話が成り立つような状態に。
そんな2人の様子をうかがう、トキと風鳥亭の芸人・キース(大野拓朗)とアサリ(前野朋哉)。【第53回】
<高ちゃんの最終面接>
職を失ったヒロイン・谷田部みね子(有村架純)は、洋食店のすずふり亭店主・牧野鈴子(宮本信子)から、「ここで働かないか」と誘われ、大喜び。しかし、ホールスタッフの採用には”高ちゃんの最終面接“という難関が待ち構えているらしい。”高ちゃん“とは、すずふり亭の看板娘として長年働いている朝倉高子(佐藤仁美)のこと。ウワサによると高子は、「自分よりいい女は採用しない」らしい…。
意を決して”高ちゃんの最終面接”に挑む、みね子。その様子を、鈴子、料理長・牧野省吾(佐々木蔵之介)、コック・井川元治(やついいちろう)がキッチンから見守る。
緊張するみね子だったが、高子からすんなり合格を言い渡され、拍子抜け。実は高子は、見た目で判断していたわけではなく、一緒に働きたいと思う人と働きたかったのだと言う。笑顔で合格をかみしめるみね子だった。【第57回】
<あかね荘の情報屋>
すずふり亭の裏にあるあかね荘に住み始めた、みね子。共同炊事場で住人の久坂早苗(シシド・カフカ)、島谷純一郎(竹内涼真)、新田啓輔(岡山天音)と偶然居合わせる。するとなぜかそこで、みね子以外の3人のののしり合いが勃発。
交流がなく、お互いをあまりよく知らないはずの3人。しかしその内容は、「佐賀で有名な製薬会社の御曹司」やら「お見合いを40回断られ続けてる」など、詳しい情報ばかり。
突き詰めると、情報源はどうやら大家の立花 富(白石加代子)らしい。真相を確かめるため管理人室をのぞくと、島谷の母と電話している富の姿が。富は、住人たちの家族から届くおいしい物目当てにしょっちゅう電話をしていたのだ。
「うちには電話が無くてよかった」と、ホッと胸をなでおろすみね子だった。【第66回】
<完全にホラー>
3日間にわたるビートルズのコンサートがはじまる日、みね子の叔父・小祝宗男(峯田和伸)が、いてもたってもいられず、家族に内緒で東京にやってきた。すずふり亭でハヤシライスを食べながら「歴史的な日」について語る宗男。そんなとき、調理場にいた省吾が、窓からのぞく人がいることに気づき、大声を上げる。その人物は、宗男の妻・滋子(山崎静代)だった。【第82回】
<「朝ドラ名物の立ち聞きですね!」>
仕事帰りのみね子を待っていた省吾の娘・由香(島崎遥香)。なじみのバーに行くと、「父親のことで大変だったんだね。ヤスハルから聞いた」と、由香。ヤスハル(古舘佑太郎)とは、和菓子屋「柏木堂」の一人息子で、由香に思いを寄せる人物。
そこに偶然やって来た、ヤスハル本人。2人の会話を立ち聞きしてしまい、中に入れなくなってしまう。
このシーンでは「出ました!朝ドラ名物の立ち聞きですね!」という、増田明美さんによるナレーションが入った。【第118回】
<2番目に好きな人>
みね子が以前働いていた向島電機「乙女寮」の元舎監・永井愛子(和久井映見)は、省吾に片思い中。 そんな“シェフ様への片思い”から一歩踏み出そうとする愛子だが、ばったり会った省吾に誘われ、すずふり亭でコーヒーをごちそうになる。
そんな2人を目撃した省吾の娘・由香。会話を盗み聞きしようと、みね子たちを誘う。
戦争で亡くした“今でもずっと好きな人”の話を始めた愛子は、「こんな私でも恋していいでしょうか?」と、省吾に告白。すると省吾は、亡くなった最愛の妻と娘・由香の話をし、「僕は愛子さんの2番目に好きな人で構わない」と答え、2人は結ばれる。
2人の会話を聞き、泣き崩れる由香。「泣きすぎて頭痛い!」と思わず叫んでしまい、盗み聞きがバレてしまう。 【第149〜150回】
<これぞ職人技!>
靴職人・麻田茂男(市村正親)の靴がどう作られているのかが気になる、ヒロイン・坂東すみれ(渡邉このみ)。靴づくりの様子を見せてもらおうと麻田のもとを訪れるが、すぐに帰るようさとされてしまう。その帰り道、案内してくれた幼なじみの潔(大八木凱斗)とはぐれてしまう。靴店に戻ったすみれは、物陰に隠れ、真剣に靴作りに取り組む麻田の姿を目にする。【第3回】
<幸せなひとときと最期の予感>
麻田から言われた「思いをこめてものを作ることが一番大事」という言葉を反芻(はんすう)しながら、ハンカチに刺繍を施す、すみれ。後日、入院中の母・はな(菅野美穂)に、幾度となく作り直した刺しゅうを手渡す。泣きながら「べっぴんやな」と喜ぶ、はな。余命わずかの母とその娘の幸せそうなやりとりを、父・五十八は複雑な気持ちで見守っていた。【第4回】
<開店初日!>
すみれ(芳根京子)たちが立ち上げた、ベビーと子ども服の店「キアリス」大急支店の開店初日。初めての支店ということもあり、客入りが心配なすみれ、小野明美(谷村美月)、小澤良子(百田夏菜子)、村田君枝(土村 芳)の4人。丸い窓から店内の様子をのぞき見。【第65回】
<武ちゃんの恋の結末>
すみれたちは、15歳の時からキアリスのために働き続けてくれている足立 武(中島広稀)の将来を心配し、縁談相手を見つけようと奔走する。しかし、武はずっと明美に片思いしていた。そのことを知ったすみれ、良子、君枝は、ジャズ喫茶「ヨーソロー」で2人の会話を盗み聞きする。「大切な人を失うのが怖いから結婚しない」と明美は言い、武は失恋してしまうのだった。【第112回】
<カンニング疑惑>
女学校の試験でカンニングを疑われてしまった、ヒロイン・小橋常子(高畑充希)。再試験で一番の成績を取って疑惑を晴らしたい常子は、間借りしている仕出し店「森田屋」の仕事を手伝いながら、深夜まで猛勉強を続けていた。
そんなある日、常子に勉強を教えてくれている同級生が、常子がカンニング疑惑をかけられていることを母・君子(木村多江)に話してしまう。
その会話を盗み聞きしていた常子の妹・美子(根岸姫奈)が、森田屋のみんなに事情を話すと、みんな常子に協力してくれるようになる。その感謝を胸に一生懸命勉強に取り組む常子。再試験では惜しくも2位の成績となったが、一切の不正行為はなかったと認めさせることができたのだった。【第24回】
<青柳商店・女将 VS 森田屋・大女将>
常子が帝大生・星野武蔵(坂口健太郎)と話していると、路上で製材問屋「青柳商店」の女将で常子の祖母・滝子(大地真央)と、森田屋の大女将・まつ(秋野暢子)が口論する現場に遭遇。
「かわいい孫を見捨てた」というまつの言葉に対し、「女将さんが孫たちの学費を出しているのにあの言い方は我慢ならない」と言う、青柳商店の筆頭番頭・隈井栄太郎(片岡鶴太郎)。その言葉に常子はショックを受ける。
滝子と君子の母娘は、価値観が合わずにケンカ別れした仲。常子たち三姉妹の学費は隈井が貸してくれていると思っていたが、隈井はどうやら滝子の指示で動いていたよう。その事実を、君子にどう説明しようかと、悩む常子だった。 【第31回】
その後、美子が川に落ちるという事件をきっかけに、滝子と君子は和解していく。
<姉の婚約者>
姉妹そろって嫁入りすることが決まった、ヒロイン・今井あさ(波瑠)と姉・はつ(宮﨑あおい)。ある日、はつの嫁ぎ先である老舗両替店「山王寺屋」の眉山惣兵衛(柄本 佑)とその母・菊(萬田久子)が家にやって来た。どんな会話をするのか気になったあさは、障子を少しだけ開けてのぞき見る。【第7回】
<一途な亀助の恋>
あさが嫁いだ両替店「加野屋」(白岡家)の中番頭・亀助(三宅弘城)は、女中のふゆ(清原果耶)に思いを寄せていた。しかしふゆには、父・彦三郎(上杉祥三)が決めた縁談相手がいる上に、他に思い人がいた。
そのことを知る亀助は、ふゆに「縁談を受け入れていいのか」と問いかける。思いが揺れるふゆだが、振り切るように「もう決めたんです」と言い放つ。
亀助の恋心を何とかしたいと思う、あさ。2人のことが気になって盗み聞きするが、そこでふゆに思い人がいたことを知り、驚く。
ある日、彦三郎がふゆの縁談相手・山本平蔵(山本浩司)を連れて加野屋にやってくる。寄合所には興味を示さないあさの夫・新次郎(玉木 宏)だが、この手の話には興味があるようで、夫婦そろってのぞき見する。
ふゆの思い人とは、実は新次郎だった。意を決してふゆは新次郎に自分の思いを告げるが、断られてしまう。泣いて落ち込んでいるところへ、亀助がやって来る。「勇気を出してようく頑張った」という亀助の優しい言葉で、その袖にすがりながらさらに泣き出してしまう、ふゆ。
しかし、この行動を縁談相手・山本がのぞき見していた…。山本はふゆを信用できなくなり「縁談を破談にする」と言い出す。その会話を盗み聞きする、亀助たち。
縁談が破談になったことで、ふゆに当たり散らす父・彦三郎。横暴な彦三郎に対し、ふゆを守りたい一心で立ち向かう亀助だが、返り討ちにあいケガをしてしまう。
騒動が落ち着くと、ふゆは立ち向かってくれた亀助に感謝を述べる。気持ちが高ぶった亀助は「嫁になってくれへんか?」とプロポーズ。戸惑うふゆだが、亀助の真っ直ぐな気持ちと誠意ある告白に心を打たれ、「お嫁にしてください!」と快諾。
そんな2人をそっと見守る、あさ、新次郎、新次郎の母・よの(風吹ジュン)。
ふゆの思いがけない返事に、腰を抜かしてしまう亀助。それを支えるように抱きしめ合う2人。思わず顔を隠すあさだが、その目はしっかり2人をとらえていた。 【第80〜83回】