日本ハムの栗山英樹監督(58)が13日、右手有鉤(ゆうこう)骨骨折から14日のイースタン・リーグのロッテ戦(鎌ケ谷)で実戦復帰する清宮幸太郎内野手(19)にハッパをかけた。
「まずはバットをしっかり振れるというのが大原則。それは幸太郎にしっかり伝えたつもり」。まずは指名打者で2打席を予定。その後、状態をみて4試合目からは打席数に制限は設けない青写真だ。
1軍へのGOサインはいつ出すのか。指揮官は清宮次第を強調した。「目安は設けない。あとはどれだけ試合に出たいのかというところ。空気だったり気持ちだったり、魂だったり…。本人が1軍に上げざるをえない状況をつくらないといけない」。当面は2軍戦で打席を重ね、結果を出していくことが求められる。
当初は3月5日の手術から実戦復帰まで3カ月とされていたが、驚異的な回復ぶり。栗山監督は「結果が出せる状態になるのを待つ。タイミングを間違いないようにしたい」と戦力になる瞬間を慎重に見極めていく。 (土屋善文)