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【プロ野球】

阪神・矢野監督、今季の巨人戦全敗の悪い流れ止める キーマンは近本

2019年5月14日 紙面から

囲み会見中、ベンチから練習を見つめる阪神・矢野監督=甲子園で(田中太一撮影)

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 このままでは終われない。阪神・矢野燿大監督(50)が開口一番、巨人戦への強い意気込みを示した。

 「そりゃ、やり返したいよ」。宿敵相手に今季6戦全敗。しかも、6試合で42失点とやられ放題やられ、得点も2戦連続完封を喫するなど、わずか11点。“伝統の一戦”の看板が泣くこの屈辱的な連敗に、監督として闘志が燃え上がるのも当然だろう。

 自信はある。ゴールデンウイーク12連戦を8勝3敗1分けと、大きく勝ち越すなど、現在は貯金1。巨人戦3連敗で借金が今季最多の6となった4月中旬の、いわば“底”だった当時とはチーム状態が違う。

 「ジャイアンツが坂本とすれば、ウチは近本が機能してくれるというのが面白い」。指揮官が打倒巨人のキーマンとして挙げたのがドラ1ルーキーの名前だ。「近本が(塁に)出て、相手の嫌な状況を作ってというのが、ウチとしては理想的な戦いになる」。巨人戦を翌日に控えた甲子園での指名練習。スターティングメンバーを中心に休養が与えられ、練習参加を免除された近本はこの日午後、東京入りし「塁に出て貢献できたらいい。大事な試合なので、勝ちにつなげられるようにプレーしたい」と表情を引き締めた。プレーボール直後に迎える第1打席。快足ルーキーの出塁が、巨人戦連敗ストップの号砲となる。 (和田剛)

東京へ出発する阪神・近本=JR新大阪駅で(高部洋祐撮影)

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