“平均年収”約25万円。昭和30年代の日本のようなウズベキスタンでスポーツカーがモテない理由
ところでスポーツカーへの憧れはないのだろうか。1台も見なかったが……。
「スポーツカーは高すぎるし、道が悪いので誰も欲しがりません」
確かにウズベキスタンの道路は、ちょっと地方へ行くと穴ぼこだらけ。路上では穴ぼこを避けるレースとなり、うまく避けたクルマが他車を出し抜いて前に出るという、激しい戦いが繰り広げられている。
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そんな感じのウズベキスタンのクルマ事情だが、首都タシケントの富裕層の間では、輸入車(ロシア製を除く)に乗るのがステイタスになりつつある。ただし欧州車は要人用や結婚式用レンタカーの黒塗りメルセデスSクラスを除きごく稀で、一般ユーザー車としてはトヨタ車や現代車がチラホラ程度。日本人からすると、シボレーもトヨタも現代もそんなに変わらん気がするが、同クラスでもシボレーの2倍以上するトヨタや現代に乗るのはとんでもないゼイタクで、やっぱりモテるらしい。
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「そりゃあ高いクルマに乗って、いっぱいお金を使えば女性にモテますよ。当たり前じゃないですか(笑)」
ウズベキスタンはイズラム圏としては宗教的に寛容な国で、婚前交渉はタブーだが自由恋愛もアリ(結婚前提だけど)。その決め手はかなりカネ次第のようでした。やっぱ世の中そういうもんですネ!
取材・文・写真/清水草一(道路交通ジャーナリスト)
【清水草一】
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com
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