公共空間利用モデル構築事業として整備する萩之茶屋小学校跡地 |
区の抱えるさまざまな課題を解決し、市全体の発展につなげる「西成特区構想」の第2期(2018~22年)の新規事業として、「地域密着型エリアリノベーションビジネス促進事業」(1400万円)を進める。
JR新今宮駅前エリアでにぎわいの「イベント」と「拠点づくり」の取り組みを連携させ、エリア全体の集客力を高める。区内で宿泊するインバウンド(訪日外国人客)の増加を生かすにも、対応できる飲食店や物販店がほとんどなく、空き店舗なども活用できていないことが課題だった。
イベントについては、アンテナショップやまち歩きなどの手法で、効果的に区の魅力を伝える仕掛けをつくる民間事業者を公募。地域の協力を得ながら事業を実施する。拠点づくりに向け、新今宮駅前エリアの商店街店舗などをにぎわい誘導の拠点に再生するため、改修費の一部を補助する。横関稔区長は「商売として成り立てば呼び水になる。提言を踏まえ環境改善、活性化に取り組む」と意欲を示す。
新規事業として、子どもの遊び場から高齢者の憩いの場まで、公共空間利用の多様化を試行的に運用するため、萩之茶屋小学校跡地を暫定整備する(1200万円)。
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