はじめて・・・だったんだ・・・。わたしを・・・――って・・・・・・言ってくれた人・・・だから・・・
プロフィール
誕生日 | 7月20日(イリヤと同日) |
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身長 | 134cm |
体重 | 30kg |
属性 | 秩序・善 |
CV | 名塚佳織 |
概要
原作『Fate/stay night』には登場しない、『プリズマ☆イリヤ』オリジナルキャラクター。
クラスカード回収任務を行うイリヤたちの前に突如現れた、もう1人のカレイドの魔法少女。イリヤと同じ小学校の同じクラスに転校してきた。
ルヴィアが己のカレイドステッキ・マジカルサファイアに見捨てられた後、どこからともなく新たなサファイアの契約者として現れ、衣食住と戸籍、居場所と引き換えにルヴィアのクラスカード回収任務を引き継いだ。その後、ルヴィアの義妹として「エーデルフェルト」姓を名乗り、屋敷でメイドとして働くことで養ってもらっている。
ルヴィアに拾われる前の経歴は一切不明だが、イリヤの兄の衛宮士郎に会った時に「お兄ちゃん」と誤解するなど、士郎にそっくりな兄がいたらしい。
人物
クールで人を寄せ付けない性格。
当初はさしたる覚悟もなしにクラスカード回収任務に身を投じるイリヤに対し頑なな態度を取って任務から遠ざけようとしていたが、戦いを通じて徐々にイリヤのことを認めるようになっていった。イリヤが恐怖で任務から逃げ出した時は、逆にイリヤをこれ以上戦いに巻き込まぬように任務から遠ざけようと、必死になる場面も。
紆余曲折を経てイリヤとは親友同士の間柄になるが、今度は「わたしの友達は生涯イリヤだけ」「他の人なんてどうでもいいでしょ?」とべったりになってしまい、イリヤの友人の美々に「あなた、だれ?」、「イリヤの友達?」と切って捨てて固まらせるなど、イリヤ以外にはクールで頑なな態度を貫いたままでいたが、ツヴァイ中盤からはそれも薄れたらしく年相応の少女のような表情のようにやわらかくなってきている。
特に最初は目的の為に冷酷なところがあったが、感情的に動く場面が増えている。しかし義務感が強いと言う点に関しては変わっていない。
能力
学力・芸術・運動・料理全ての面で小学生を逸脱した天才ぶりを発揮する完璧超人、そのなかでも料理は、後に士郎にそっくりな兄に教えられていたことが過去の物語で判明する。魔法少女の能力や殺伐とした戦いにも早い段階で適応し、力を見事に使いこなして見せた。
ただし発想力や空想する力に乏しく、「人間は空を飛べない」という常識と物理原則に縛られて飛行の術を習得したのもかなり後だったりといった欠点もある。
そのため、(夢幻召喚なしでの))空中戦が必要とされる状況においてはイリヤが「空を飛ぶ」のに対し、美遊は「魔法陣を空中に作り出して足場にする」やり方をとっており、空での長距離移動の際はその上を走ったり、魔法陣をジャンプ台としてジャンプを繰り返す、いわば「空を跳ぶ」方法でイリヤに付いていっている。また、ルヴィアの家でメイドとして働いた分の給料が数百万円あるため、財力も超小学生級。他に必要な時にルヴィアから店ごと買い取れるほどの金額を使える「虹色に輝くカード」を預けられることもある。
夢幻召喚
セイバー
英霊アーサー王と一時的に同化し、セイバーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
美遊が夢幻召喚した場合の衣装はイリヤと違い、従来のセイバーに近いデザインである。ただし、甲冑姿ではあるが肩と胸部のアーマーがなく、へそが見えている。
ライダー
英霊メドゥーサと一時的に同化し、ライダーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
ライダーの時の美遊は、黒いドレスを身に纏い、白い天馬に乗っている。
アーチャー
英霊ギルガメッシュと一時的に同化し、ツーピース状の黄金の鎧と「王の財宝」を得る。
こちらもセイバーの時同様、へそが見えている。
なお、一時的に同化した際マジカルサファイアを弾き飛ばされたうえ、ジュリアン・エインズワースにクラスカードを引き抜かれるまで精神を乗っ取られてしまう。
人間関係
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
ライバルから親友となった。かけがえのない友達。
クロエ・フォン・アインツベルン
イリヤから分離したもう1人のイリヤ。初めは敵視するものの、現在は友人として認める。
ちなみにクロは初めから美遊に対しては敵意を抱いてはいなかった。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
住む場所と居場所を与えてくれた保護者。戸籍上の義姉でイリヤに次いで優先すべき人物と見做している。
衛宮士郎
彼女の兄とそっくりな人物らしい。初対面時にもいきなり「お兄ちゃん…?」と呼んでしまったほど。
遠坂凛
後に同じくルヴィアの家で働く同僚になる。
外部作品での活躍
Fate/Grand Order
コラボイベント「魔法少女紀行 〜プリズマ・コーズ〜」にて登場。
2016年9月開催の初回版ではシナリオのみの登場だったが、2019年1月開催の「復刻版:魔法少女紀行 〜プリズマ・コーズ〜 -Re-install-」に際して追加参戦となった。
クラスはキャスターで、レアリティは☆4(SR)。
霊基再臨での衣装変化は、小学校制服→魔法少女服と変わるのはイリヤと同様だが、第3再臨では巫女風の衣装となり、真名も変化する。
ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|
E | D | C | A | C | A |
保有スキル
対魔力(B) | 魔力に対する抵抗力。カレイドの魔法少女には自動的に防御効果が発揮されている。FGOではサーヴァントとの戦力差を考慮してか、ランクが下げられている。 |
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無限の魔力供給(B) | カレイドステッキの機能。平行世界からの魔力供給により、無限の魔力を与える。ただし、常時無制限という訳ではなく、一度に扱える量は個人の資質に左右される。 |
愉快型魔術礼装(妹)(A) | ヘンテコステッキの妹の方。姉に比べて落ち着いて理性的。が、やはり人工天然精霊の性か、マスターを振り回し、面白おかしい事態を引き起こしてしまう厄介さはあまり変わらない。なお、契約者のコスチュームはなぜか姉に比べてやや露出が多くなる傾向がある。効果はArtカード性能アップとクリティカル威力アップ(3回) |
少女の意地(B) | 詳細不明。自身にガッツ・弱体無効化状態(1回)を付与 |
神稚児の願い(EX) | 詳細不明。味方単体のNP増量と強化成功率UP |
宝具
星天を照らせ地の朔月(ほしにねがいを)
- ランク:EX
- 種別:対人~対界宝具
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
自らに秘められたある性質を一時的に制御し、限定的に願望を実現させる。
「人理を守りたい」というマスターの願いのみに焦点を当てることで成り立つ宝具であるため、何よりも信頼関係が大事となる。
ゲーム上では、カードの種類はArtsで、効果は『自身に「朔月の加護」状態(毎ターン味方全体のNP10増量&HP回復(宝具Lv依存)&スター獲得<オーバーチャージで増加>)を付与(3ターン)&自身のHPを3000減らす(最低1残す)【デメリット】』。
ゲームでの性能
スキル構成はイリヤに似ているが、性能はサポーター型。宝具の性質から、簡単に言えば「ダウングレード版のマーリン」である。
マーリンとの大きな違いとして、宝具で味方に直接バフをかけるのではなく「自分を介してバフをかける」形になっている。
これにより、強化無効・強化成功率ダウンのデバフ状態にある味方にも効果を及ぼすことができるが、反面美遊自体にこれらのデバフがかけられていると宝具の性能を発揮できない。
加えて、宝具を使うたびに3000ものHPを削ることになるため、迂闊に連発できないという欠点もある。そのため、自前の「少女の意地」による補助が不可欠となる。
一方「神稚児の願い」は、NP増量値と強化成功率のターンが、同ランクの蘭陵王が持つ「勢い破竹の如し」を上回る性能であり、これもまたイリヤを含めた確率強化スキルの補助に役立つ。
とはいえ宝具の持続ターン・HP回復量はともにマーリンに劣り、全体への攻撃・防御バフを持たないため、その辺りの対策が必要になる。
関連画像
FGO
関連タグ
彼女の事情(※ネタバレ注意!)
彼女の正体は平行世界のイリヤとも言うべき聖杯そのもので、あの英雄王をして「生まれながらにして完成された聖杯」「世界が生んでしまったバグ」と言わしめる破格の力の持ち主であった。
聖杯としてギルガメッシュ本体に取り込まれ、その最中にイリヤに自分ごと破壊するように願う。
マジカルルビーとマジカルサファイアの同時使用によるツヴァイフォームを発動させたイリヤが子ギルを打ち破り、救出に成功するが、直後平行世界からやってきたエインズワース家の手の者により自身の世界へと連れ戻され監禁されてしまった。
※アニメ版ではツヴァイヘルツのラストで1度は日常に戻り、連れ去られるのはドライ1話。
かつて元の世界でイリヤの兄である士郎を、自身の兄と間違えたのも道理で、実は美遊の兄(正確には義兄)もまた「美遊の世界の衛宮士郎」だった。
この他詳しい事は朔月美遊を参照。