日本一ラノベを売ったラノベ編集『三木一馬』氏が編集者に必要な3つの要素を語る
クリエイティビティの一つ目は、作家と如何に面白いものをつくるか。二つ目は、如何に潜在顧客の耳目を惹くプロモを展開しそこに届けることができるか。三つ目は、売れた時、如何にそれ以上にIPを広げるための展開策に良いスタッフィングをできるか。
これらの加点法でつくれた成果が、市場で判断され、その結果編集者の能力の差が生まれることになります。実はこれらは、インターネットがない時代からそれが日常的になった今も変わりません。
例えばクラウドファンディングやVR、AIやyoutuberなど、「今流行りのコレらを創作の題材にする、もしくは宣伝に利用すればクリエイティビティが上がる」と安易に考えがちですが、逆です。
最新テクノロジーや流行ネタは、本来やりたい目標や掲げるべきテーマを表現するための、最近でてきた手段の一つでしかありません。
大元にあるのは人がドキドキワクワクできる物語を、より多くの人に届けるという原始的な感覚で、編集者はその物語の生まれから終(つい)まで面倒を見る、(作家に以外の)唯一の第三者です。
作品を一気通貫でどの要所でも見守る存在だからこそ、3つのクリエイティビティを高め、トータルで質をあげることが大事であると思ってます。
ふむふむ…
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なるほどね(わからん)