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【プロ野球】

ヤクルト・村上、3三振も… 球団66年ぶり高卒2年目4番

2019年5月13日 紙面から

巨人に勝利し、祝福し合う村上(左から2人目)らヤクルトナイン=東京ドームで(七森祐也撮影)

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◇ヤクルト4-1巨人

 ヤクルトは0-1の3回に山崎の適時三塁打、雄平の適時二塁打、川端の適時打で3点を奪い逆転し、9回に太田の適時打で加点した。高梨が5イニング1失点で4勝目。9回は梅野が締めた。巨人は10残塁の拙攻で犠飛の1点にとどまった。

      ◇

 危機的状況が若き大砲を4番に押し上げた。ヤクルトは村上が「4番・一塁」でスタメン。高卒2年目が4番に座るのは、球団では1953年の町田行彦(長野北高出身)以来66年ぶりの大抜てきだ。「4番は意識してなかった」という村上は3打数3三振。チームトップ10本塁打の長距離砲はこの日は不発も、脇役たちが主役になった。

 3得点で逆転した3回の攻撃。同点三塁打は今季5試合目の山崎が放った。3点目は西浦に代わって途中出場した川端の適時打だった。9回の貴重な4点目は、今季3試合目の井野が二塁打で出てホームを踏んだ。

 小川監督は「こういう状況の中でうまく打線がつながった効果的な攻撃だった。脇役の活躍は貴重で次につながる」と目を細めた。前夜に上半身のコンディション不良で途中交代した山田哲と、体調不良の青木が欠場。さらに西浦が下半身のコンディション不良で2回守備からベンチに。戦線離脱中の坂口とバレンティンも含め、主力5人を欠いた。

 オールスター級の巨人に火の車の布陣で勝ち越し。4番初体験の村上も「チームが勝ったのでよかった。またしっかり調整して頑張りたい」と前を向いた。若いチームが首位に1ゲーム差に迫った。 (小林良二)

 

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