2019年の大河ドラマは、宮藤官九郎オリジナル脚本の「いだてん~東京オリムピック噺」です。
「いだてん」は、1912年のオリンピック初参加から、1964年の「オリンピック」開催までの激動の52年間を、歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通して描く「東京&オリンピック」の物語。
2020年の東京オリンピックを目前に控えた2019年の大河ドラマにふさわしい題材ですね。
こちらの記事ではドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』の第3話と次回の第4話のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます!
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「いだてん~東京オリムピック噺」第3話あらすじや感想とネタバレ
第3話あらすじ
家族の期待を一身に背負って上京した四三(中村勘九郎)だったが、東京高等師範学校での寮生活になじめない。夏休みの帰省では、スヤ(綾瀬はるか)の見合いがあると聞かされる。傷心で東京に戻った四三は偶然、三島弥彦(生田斗真)ら天狗倶楽部による奇妙な運動会を目にする。マラソンとの運命の出会いだった。一方、浅草の不良青年、美濃部孝蔵(森山未來)も落語にのめり込もうとしていた。のちの大名人、古今亭志ん生への第一歩が踏み出される──。
第3話の感想やネタバレ
第3話の感想
孫となると、かなり近く感じますよね!末裔とかじゃないので。近代史だからできることですね!
あの濃いキャラを3話まで隠しておいたのが憎いですね!(笑)
これは方言なんですね!いきなりどうしたのかと思いました!
クスっとできるシーンが多くて面白いですね!
これで本当に終わるのはもったいないですね…。この時代、お見合いは普通のことなんですよね…。
最後はきちんと、落語の落ちとして締めくくるスタイルがいいですね!
第3話のネタバレ
昭和35年、志ん生は五りんを勝手に弟子にしていた。これには妻・おりんも、妹・美津子も、兄弟子となる今松も反対したが、志ん生はあっけらかんとしている。
四三、上京
明治42年、四三は、海軍兵学校に落ち、進学は諦めたと実家の畑を手伝っていた。実次は、四三に好きにするといいと言い、四三が行きたい学校があると言う。パンフレットを見た実次は、嘉納治五郎の名前を見つけ、実は抱っこされていないと打ち明ける四三に、そんなことは知っていると言った。実次は四三が嘉納治五郎を超える男になると言ったと勘違いし、喜ぶ。この頃、治五郎は、フランス大使館で、日本のオリンピック参加を決めていた。そして、四三は、東京高等師範学校に合格し、美川と共に上京した。見送りの際、実次は四三を未来の嘉納治五郎と呼び、一緒にいた美川が夏目漱石の本を持っていたため、未来の夏目漱石と呼び、盛大に送り出した。
上京途中の汽車の中で、四三と美川は完全に浮いていた。赤ゲットと呼ばれる赤い布を肩に掛け、田舎者丸出しだった。美川が色目を使っていた女性が忘れていった雑誌・冒険世界を手に取り、四三は天狗倶楽部の存在を知る。美川はスポーツをしている集団で、「遊び人の集団」だと説明し、四三は次のページに乗っていた三島弥彦を見て、頭がついていかない。
三島家
その頃、弥彦は「一度くらい負けてみたい」と自信満々で、取材を受けていた。三島家は、千駄ヶ谷の一等地に7000坪の豪邸を構え、元薩摩士族で、父・三島通庸は元警視総監、兄・弥太郎は横浜正金銀行副頭取にして、のちの日銀総裁、母・和歌子は女西郷と言われる女傑というなんともきらびやかな一家だった。その三島家をモデルに書かれた小説が「不如帰」で、大流行した。和歌子は字が読めないため、女中のシマに話をかいつまんで話させる。しかし、主人公の名を「川島」と言うと、「三島」の「三」を縦にして「川」だと言ったため、シマは漢字が分かっていると焦る。なぜ焦るか、それは、この不如帰の中で、和歌子は意地悪な姑役で描かれていたからだ。それを隠すため、シマは姑を優しい人物として伝えた。この時は和歌子はご満悦だった。
東京高等師範学校にて
さて、四三と美川が東京に着き、美川の誘いで、市電で浅草の十二階に観光がてら向かう。小梅や清さんが声を掛けるが、そんな中、財布がないと言い始める四三。小梅は電車でスられたと予測し、これ以来四三は電車を嫌う。
どうにか御茶ノ水の寄宿舎に着いたのは日が暮れてからだった。そこですぐに舎監であった永井の洗礼を受ける。美川が持っていた「冒険世界」を見た永井は、そんな物を持ち込むなと一喝。しかし美川は四三のせいにした。四三は罰として肋木にぶら下がらされた。
後日、入学式にて、治五郎の姿を見、オリンピックの話を聞いて感動する四三。しかし、治五郎が剣道か柔道を部活にするよう言うと、少し残念そうだった。四三は実家に近況を報告する。早起きの冷水浴と乾布摩擦を欠かさず、よく噛みよく食べ、一番最後に寄宿舎を出て走って通学していた。学校では、勉強も教授も好きだった。そして、体育では柔道を体験し、柔道日本一の徳三宝にも挑んだ。しかし、刃が立たず、見事に投げられた。
夏休み
しかし、故郷は恋しく、夏休みには、熊本へ帰省した。四三の帰省を父から聞いたスヤが会いに来て、2人は楽しく話した。スヤは東京での話を聞きたいと言う。学校で音痴だと言われた四三は線路沿いの神社でスヤに教えてもらった自転車節を練習していると言う。そしてスヤにも歌ってみせた。まだ少し音は外れていたが、スヤは「好きなように歌ったらよか」と言う。家に帰ると、実次はまだ、四三が嘉納治五郎のようになると信じていて、(柔道で)何人投げるかな」と期待した。四三は微妙な顔だった。そして、スヤが女学校を卒業したら見合いをすると聞かされ、動揺する四三。そんな四三に実次は「熱中する何かを見つけろ」と四三の選択肢を増やした。
マラソンとの出会い
夏休みも終わり、再び東京へ戻る。見送りには誰も来なかったが、スヤが自転車で汽車を追いかけてきた。スヤは東京で自転車節を歌ってねと言うが、なぜかその場で歌い出す四三。
東京に着き、美川に誘われ、また浅草へ行く。そこで、不如帰を鑑賞する。そこへ来ていたのは、弥彦の母・和歌子。和歌子は不如帰を鑑賞するが、意地の悪い姑として描かれていたと知り、ご立腹だった。
四三は劇場から出て、小梅に引っかかり、乗り気じゃない四三。未だ都会に馴染めない四三に、美川は「そんなに熊本がいいなら熊本に帰ったらいい」と言い放ち、熊本の「れんこんの穴からは世界は見えん」と言い、どこかへ歩いて行った。
1人になった四三は、弥彦の合図で開始された学生マラソンを目にする。マラソンとは何かと思いつつ、移動手段としてではなく走っていることに驚いた。学生でない清さんが走っていたため、つまみ出される。つまみ出していた人に、皆なにをしているのかと問うと、「マラソンを知らねぇのかよ」と言われ、ただ好きで走っていると知る。そして必死に応援した。
その頃、劇場を出て別れた美川は、小梅に引っかかり、門限を破る始末。
一方、孝蔵は飲む打つ買うを控えめにして、橘家円喬の寄席に通い、神社で落語の練習をしていた。その後ろを大きな声で自転車節を歌う四三が通る。
美川が罰としてぶら下がっていた肋木の間から、校内マラソン大会(全員参加)の貼り紙を見て、目を輝かせる四三だった。「肋木の間から世界が見えたようでございます。」と志ん生が落とす。
「いだてん~東京オリムピック噺」第4話あらすじや感想とネタバレ
第4話あらすじ
高師のマラソン大会で3位となった四三(中村勘九郎)。表彰式で憧れの嘉納治五郎(役所広司)に声をかけられてさらに発奮し、むちゃな練習を敢行する。そのころの嘉納は日本初のオリンピック予選開催を前に山積する難題に頭を抱えていた。頼みの綱の三島弥彦(生田斗真)も当てにならない。志ん生(ビートたけし)は嘉納の苦労を弟子の五りん(神木隆之介)に語るうちに酒を飲んでしまう。ほろ酔いで高座に上がった志ん生が語る噺(はなし)とは──。
第4話の反応と期待の声
第4話の展開予想
次回で四三は完全にマラソンの魅力に取り憑かれるでしょう!そして、次回は気になるキャストが初登場しますね!志ん生が言っていた「また夢になるといけない」というのは、落語「芝浜」の落ちですので、次回は芝浜を噺すのかもしれませんね。
第4話の感想やネタバレ
第4話の感想
1話でちらりと見えた、あの足は四三だったのですね。
美川くん、残念でした!!
今やらせると、間違いなく炎上します!!(笑)
この夫婦が非常に愛おしいですね!安仁子がいちいち訳すの面白い!しかも、暴言まで訳しました!
カラッカラの体にはたまりませんね!取られた徳三宝も面白いです!
1話での内容を違う視点から描くという斬新さに魅了された4話でした。そして播磨屋との出会いも、今後の四三にとって大切になるんでしょう。しかし、役所広司さんとピエール瀧さんが出演していて、足袋ときたら…「陸王」がちらつきます(笑)
第4話のネタバレ
校内マラソン大会
明治43年(1910年)、嘉納治五郎が、オリンピックを見越し、大日本体育協会を発足した時のこと、東京高等師範学校ではマラソン大会が行われていた。もちろん四三も参加していた。治五郎の部屋に永井や弥彦たちが集まる中、開始の合図が響き渡る。窓から覗いた弥彦は、自分の車に誰かがおしっこをしているのを見つけ、怒っていた。
先頭集団が帰ってきたと報告を受けた治五郎は急いで外に出るが、四三はゴールした後だった。この校内のマラソン大会でダントツ最下位でスタートした四三だったが、見事3位入賞し、表彰式で治五郎に声を掛けられ感無量。早速、実家の母に手紙で報告した。褒められると思っていたが、返事は兄・実次の代筆で、かけっこに夢中にならず勉学に励めとあったため、もう手紙は書かないと拗ねる。
勝つために
四三は次は1位を獲るために3つのポイントを書き出す。 1つ目は排便は済ませておくこと。開始の合図の時、四三は尿意を催し、出遅れたからだ。2つ目はわらじはだめだということ。走っている途中脱げたり、食い込んで痛いからだった。3つ目はスタミナをつけること。終盤で2位の走者を捉えるも抜けなかったからだった。徳三宝は、人一倍食べるが、練習も人の倍していると知っていた四三は、徒歩部(今で言う陸上部)へ入ると決意する。
美川は目標を持った四三を羨んだ。自分は迷える子羊だと言う。そんな時、肋木から落ちた徳三宝を笑い、永井に叱られる。美川はここぞとばかりに「人は好き嫌いで働くものだ」と坊っちゃんの一節を言ってみるが、誰も坊っちゃんを読んだ者はなく、この時から美川は劣等生の烙印を押される。
播磨屋との出会い
さて、四三は、徒歩部に入部し、本格的にマラソンに取り組む。顧問は可児だった。放課後は豚鍋でスタミナ補充する四三。そこには徒歩部の野口源三郎や橋本三郎がいた。皆で談笑していると、外国人の美女を連れた紳士が「近々嘉納治五郎先生に挨拶に行くと伝えてくれ」と言った。
四三は勝つための課題の1つ目と3つ目はクリアしたものの、当時はスニーカーなどなく、わらじの問題に悩む四三が目にしたのは播磨屋という足袋屋だった。
時は昭和。志ん生は止められていた酒を飲もうとすると、弟子・五りんの彼女・安倍知恵に止められる。知恵と五りんは何故か師匠のところで待ち合わせをしていて、まだ五りんは来ていない。知恵によると、五りんは母親が生前勤めていた播磨屋に行っているらしい。
時は再び明治。四三は播磨屋をのぞくと、黒坂辛作がいた。足のサイズが分からない四三は、辛作の息子に採寸してもらい、足袋を買うと、なんとも履き心地が良かった。あまりの履き心地の良さに店内を行ったり来たりする四三。これが、四三と播磨屋の長い付き合いの始まりだった。
予選会に向けて
その頃、治五郎は羽田でオリンピック候補を決める大運動会をすると決めていた。その募集「来たれ、全國の韋駄天」を目にした四三は燃えた。マラソンは、25マイル、つまり10里(40キロ)だと知り、未知の領域に不安にもなるが、表彰式での治五郎の顔が浮かび、「やってみんと分からんばい」と意気込む。清さんも燃えていたが、孝蔵は清さんが目を回して倒れるかどうかの賭けを始めた。
四三は永井が死人が出ると言った過酷なマラソンを走り切る秘策として、水抜き・脂抜きという走法を実践する。水分を絶ち、汗をかき、体を極限まで追い詰める。野口や他の多くの生徒が挫折する中、四三は耐えていた。
昭和。志ん生は酒を飲んでいることを到着した五りんにも咎められる。しかし、志ん生は稽古だと言う。落語「芝浜」は、浜辺で財布を拾ったが、酒を飲んだせいで夢になってしまうという噺。その途中に酒を飲むシーンがあるとのこと。
再び明治。弥彦は弥太郎に呼ばれ、オリンピック予選に出るのかと聞かれる。そこへ母・和歌子も現れ、恥を晒すなと釘を差され、出ないと答えた。弥彦は治五郎に金の工面は自分が兄に掛け合うと言っていたため、弥太郎にスポーツへの出資の大切さを説く。
その頃、治五郎の元へ大森兵蔵が妻・安仁子(アニコ)と共にやって来る。この大森が、豚鍋を食べていた四三に声をかけた人物だ。大森は米国体育学士という肩書で、アメリカの体育事情に精通していた。大森指揮の元、羽田に競技場が生まれようとしていた。そんな治五郎に弥彦は自分は参加しないと告げ、弥彦の発言に伴い天狗倶楽部は運営側に回ると盛り上がる。そして、融資の件はだめだったと笑う弥彦。倒れそうになる治五郎。こうして治五郎は多額の借金をした。
自然に従へ
水抜き・油抜きで8日目を迎えた四三は結局倒れ、「自然に従へ」という大切さに気付く。食いたいから食う、走りたいから走るという思想が、四三をマラソンへと駆り立てた。こうして、四三は、羽田運動場へ向かうのだった。
自然に従って酒を飲んだ志ん生は、そのまま口座へ上がり、芝浜を噺し始めたかと思えば、噺は羽田の運動場へと飛ぶ。
「いだてん~東京オリムピック噺」の見逃し配信を無料視聴する方法
「いだてん~東京オリムピック噺」第3話と第4話のネタバレ感想やあらすじの紹介まとめ
2019年の大河ドラマは、33年ぶりに近現代史を扱う「いだてん~東京オリムピック噺」です。
オリンピック初参加から「オリンピック」開催までの激動の52年間を、描く「東京&オリンピック」の物語。
第3話では…四三が上京し、マラソンと出会いました。肋木の間から世界を見ました。
第4話では…校内マラソンで3位になった四三がさらに課題を克服し、羽田の予選会へ向かいました!
この記事では、ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』を各話ごとに詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!