ご遺族への取材は非常にセンシティブだし、取材される方だけでなく、当然ながらする方もしんどい。でも、交通事故も、飲酒運転も、いじめも、過労死も、列車事故も、東日本大震災も、熊本地震も、それぞれのご遺族の訴えを伝えることを安易に放棄することは決して人道的ではないと思う。続く
-
- Show this thread
-
私自身は優秀な記者ではない。できる限り、嫌がられるような取材はしないようにしてきたつもりだ。それでも、これまでの取材でご不満や不快に思われたご遺族もおられると思う。それは本当に申し訳ないし、ただただ、頭を下げるしかない。続く。
Show this thread -
問題なのは、取材手法や取材姿勢、タイミングだろう。いかに誠実に取材をし、その思いや言葉を伝えるかどうかだろう。そしてきちんとご遺族やその関係者に寄り添い、誠実に取材を続けたことで、一定の信頼を得たことで、読者の胸に響く素晴らしい記事やドキュメンタリーがいくつも生まれている。続く
Show this thread -
また、それらは法制度を新設したり、改正したり、社会慣習を変化させたりすることに寄与することも多々ある。そういう先人たちの仕事を少しでも理解していれば安易に「遺族取材はすべきでない」などと述べられるはずはないと思うのだが。。。
Show this thread -
事件・事故、災害と遺族取材の経験があるものとしては、当該のツイートが4・7万もリツイートされ、9・2万もいいねしているのを見ると、なんだかもやもやが抑えきれず、ツイートしました。私の一連のツイートはほとんど拡散されないでしょうが、業界の端くれの意見として少しでも伝われば。
Show this thread -
思いの外拡散し、皆様からさまざまなご意見を頂戴しました。厳しいものが多くありましたが、ありがとうございます。一つ一つにはできないかもしれませんが、共通した問いかけなどは改めて返信させていただきたいと思います。
Show this thread -
まず、ツイートの趣旨として、強引なご遺族への取材を良しとする考えは全くありません。メディアスクラムの問題などもあり、そういった点で取材の方法など改善すべき点は多々あるとも思っています。常に取材相手の立場や心情を推し量り、どんな質問が適切なのか考えなければいけないとも思います。
Show this thread -
繰り返しますが、ご遺族やその関係者に強引に取材することを良しとしません。 その上で信頼関係を築き、相手の理解を得て、ご遺族らの思いや行動を事実として伝えることは意味があることだと考えます。
Show this thread -
例えば、熊本地震では益城町で娘さんが家屋の下敷きとなり亡くなったご遺族は、地震当日から取材を続けさせていただいています。地震発生から折々に記事化していますが、2年目を迎える時期には、ご両親からご紹介いただき、同級生からお話を伺いました。続く
Show this thread -
その同級生は高校時代にいじめを受けており、亡くなった娘さんがお昼の弁当をともにするなど支え続けていたことがわかりました。癒えることのない悲しみの中、愛娘の優しさを感じさせるそのエピソードはご両親にとって生きる力となり、そのことを私がお伝えしたときはとても喜ばれていました。続く。
Show this thread -
また福岡県で飲酒運転事故で高校生の息子を亡くしたご遺族は、事故当初からマスコミの取材を受け、飲酒運転撲滅を目指した活動を続けられています。飲酒運転や危険運転への罰則が重くなったのは多数の遺族が声を上げ続けて活動をされたからです。続く
Show this thread -
拒否する遺族に取材しようなどとは思いません。遺族取材で、取材する側ができることは、亡くなった人がどのような人生だったのか、失われた命がどんな意味を持つのか、訴えや思いを拝聴し、それを社会に伝える手助けができるかどうかだけでしょう。
Show this thread End of conversation
New conversation -
-
-
お立場は理解します。ただ、取材により傷つく人を減らすため、報道機関はどのような取り組みをしましたか。具体的な行動が求められる時期に来ているとはお考えになりませんか。
-
ありがとうございます。そうですね。取材によって傷つく人を生み出さないために報道機関として具体的な取り組みが進めばと願っています。端くれとしてできることはやりたいと思っています。
-
夜遅くにもかかわらずご返答いただきありがとうございます。現場の記者の方には少々気の毒な指摘だとは自覚しております。ただ、最初のツイートで「違和感」とお感じにおられて、残念ながら世間的な感覚とズレがあるように思われました。
-
こちらこそリプライありがとうございます。違和感とは、その同業者とされるツイート主が遺族取材を辞めるべきとしたことに対してです。私は自分の体験から、タイミングや手法の問題はあれど、遺族取材そのものを辞めるということが是とは思わないと考えています。
-
すみません。これにだけはレスさせてください。遺族取材は必然性があればすべきとは思います。ただ、今の形態、特に事件直後のつらい時期にやる必要はあるのでしょうか。事件のその後を追う形で掘り下げる形にはならないのでしょうか。
-
横並びの報道から、長期的な視点に立った、ニュースのその後、というような調査報道が、もう少し伸びるとよいなあ、と感じています。新聞はどこも経営が厳しいので、難しいと思う反面、どこかの新聞社が、本気で取り組んでくれるとよい、そのように思っております。
End of conversation
New conversation -
-
-
失礼ながら、ドキュメンタリーと事件直後の取材を一緒くたにして語ること自体、自己防衛のためのツイートと感じてしまいました。 時間をかけて取材対象との信頼関係を築いていくことと、事件・事故直後で混乱している方のところに押しかけることは全く別の話ではないでしょうか。
-
10年もの長い時間取材をされている、とのことですから、私ごときが指摘せずともご承知のこととは思います。 でも、自分が取材を受ける側になったら、と考えた場合、今の報道の仕方なら自宅・病院・斎場に来てコメントを求められても拒否するし、勝手に記事にされたら法的手段を取るかもしれません。
-
逆に落ち着くまで待ってくれる記者がいれば、積極的に答えるかもしれません。 相手に対する気配りがあるかどうか 報道という看板を盾に相手に無理強いさせていないかどうか 多くの方が問いたいのはそこだと思うのです。
-
おっしゃる通りだと思います。匿名の方の当該のツイートは遺族取材などすべきではないという趣旨でしたが、そんなものではないだろうと、ご遺族に寄り添った取材が大切だとそういう趣旨でツイートしています。
End of conversation
New conversation -
Loading seems to be taking a while.
Twitter may be over capacity or experiencing a momentary hiccup. Try again or visit Twitter Status for more information.