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【ゴルフ】

渋野日向子、しゃべくり66 メチャメチャ楽しんで首位タイ

2019年5月12日 紙面から

第3日、9番でグリーンを読む渋野日向子=茨城GCで(平野皓士朗撮影)

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◇サロンパス杯<第3日>

▽11日、茨城県つくばみらい市・茨城GC東C(6560ヤード、パー72)▽晴れ時々曇り、22・3度、東北東2・7メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2400万円▽69選手(うちアマ1人)▽観衆8280人

 2位から出た渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が6バーディー、ノーボギーの66、通算11アンダーでペ・ソンウ(韓国)とともに首位に立った。勝みなみ、畑岡奈紗ら「黄金世代」の1人。メジャー大会でツアー初Vを成し遂げるか。4打差の3位にアマチュアの吉田優利(19)=日本ウェルネススポーツ大1年、さらに1打差の4位に穴井詩(らら、31)=GOLF5=が続いている。

 初の最終組でのラウンドは笑顔、笑顔。渋野にとって「メチャメチャ楽しんでました」という18ホールになった。

 首位と1打差2位からのスタート。1番から5メートルのバーディーパットを決めると、4番は1・5メートル、5番は70センチとショットをピンにつけ、6番では8メートルを沈める3連続バーディーでスコアを伸ばした。

 アマチュアの吉田、今季から日本ツアーに参戦するペと回り「聞きたいことがいっぱいあった。基本、私が全部話しかけて、しゃべってました」と渋野。9番ではアプローチを50センチに寄せて5個目のバーディーを奪うと、12番では7メートルをズドンと決め、18番はグリーン右手前エッジからの0パット締めで66。2日連続のノーボギーで首位に並び、最終日へ突入だ。

 「集中して回りたい人だったら、メチャメチャ申し訳ないですね」と同組の2人を気遣ったが、その明るいプレーぶりを観戦したギャラリーからの人気もウナギのぼり。最終日はその大声援も味方に、日本人選手では史上5人目となる「メジャー大会でツアー初優勝」達成を目指す。

 現在、平均パット数は申ジエや比嘉真美子を抑える1・761で1位。「つい最近までパットが一番苦手で、練習もそんなにしてなかったんですよ。鈴木愛さんの練習をチラチラ見ながら考えて、横腹の動きに気づいた。手だけでなく上半身全体を使ってストロークしてる…」。その気づきが快進撃の源。愛称「シブコ」が令和初のメジャー覇者になる! (月橋文美)

 

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