【サッカー】明大、2発で5年ぶり切符 天皇杯東京都代表決定戦2019年5月12日 紙面から
◇明大2-0早大サッカーの第99回天皇杯東京都代表決定戦を兼ねる第24回東京都トーナメント(東京中日スポーツなど共催)は11日、東京・味の素フィールド西が丘で決勝を行い、明大(関東大学1部リーグ)が早大(同)に2-0で勝ち、5年ぶり14度目の本大会出場権を獲得した。明大は26日の1回戦で、秋田県代表のJ3秋田と対戦する。神奈川県代表決定戦を兼ねる第24回神奈川県選手権決勝は、桐蔭横浜大(同)がJ3相模原に延長の末2-1で勝ち、4年ぶり3度目の出場権を獲得。25日の1回戦では、山形県代表(12日決勝)と対戦する。 責務をこの日もまっとうした。明大FW佐藤亮主将(4年・FC東京U-18)が後半10分に先制ゴール。やや左寄りの位置から持ち込み、左足を振り抜いた。 「ドリブルに入ったときにはいけるなという感覚がありました」 相手守備陣の寄せが甘かったこともあり、見事にゴールネットを揺らした。 4月以降、自身が出場した公式戦6試合で7得点を挙げている。背番号11のガッツポーズはもはや定番化した感がある。 不発に終わったのは6戦のうち1戦だけだが、そのゲームに敗れた後、「自分が点を決めなければ、チームは勝てない」ことをあらためて痛感したという。それ以来、自らのゴールに一層こだわるようになり、得点を絶対的なミッションとしておのれに課す。 だから、ゴールをマークした直後に覚えるのは仕事を遂げたことによる安堵(あんど)感だ。この日もまた、「本当にホッとしました」と振り返った。 5年ぶりに臨む天皇杯本大会ではJ1勢撃破を目指す。2回戦で川崎と当たる組み合わせだが、その舞台に立つには、1回戦でJ3秋田を倒さなければならない。 「チャレンジャー精神を持って戦いますけど、自分たちの力を出せば、(秋田に)負けることはないと思います」と、レフティーは言い切った。野望を実現させるためにも、「自分が結果を出し続けてチームも勝ち続けるサイクルをより強固にしていきたいです」と、さらなる貪欲さで得点を奪いにいく。 (関孝伸)
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