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石川

知事「ルール徹底を」 きょうから春の交安運動

関係者に見送られながら活動に出発する各市町の広報車=県庁で

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 春の全国交通安全運動が十一日に始まるのを前に、県民総ぐるみの運動を呼び掛ける知事メッセージの伝達式が十日、県庁正面の県民広場であり、県や各市町、県警関係者ら約二百人が交通ルール順守とマナーアップの機運を高めた。

 谷本正憲知事は保育園児二人が亡くなった大津市の事故を踏まえ「石川県であってはならない。ルールやマナーを徹底する機会にしたい」とあいさつ。県警の河原淳平本部長も「交通安全意識の高揚と浸透を図る絶好の機会。事故のない地域社会づくりに向け、積極的に運動を推進してもらいたい」と激励した。

 白バイとパトカーの先導で各市町の担当者が広報車に乗って出発。二十日までの期間中、「子どもと高齢者の事故防止」「自転車の安全利用の推進」などを重点に各地で広報活動に取り組む。

 県警は十日夕から夜にかけ、県内各地の街頭交通推進隊と連携し、主要幹線道路で赤ランプ点灯による駐留警戒などに当たった。

 県警によると、県内で昨年一年間に交通事故で亡くなったのは二十八人と、統計が残る一九五六(昭和三十一)年以降で最少。六十五歳以上が二十人で全体の71・4%を占める。今年は九日現在で八人(前年同期比四人減)が亡くなり、うち七人が高齢者だった。七人は歩行中が六人、自転車運転中が一人。県警は歩行者優先の意識啓発や反射材の着用などを促していく。 (田嶋豊)

 

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