徳島など瀬戸内海沿岸7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」が歌やダンスの公演を行う専用劇場を備えた船「STU48号」が高松港に寄港しました。4月の広島に続いて取材する機会に恵まれましたので、周辺の状況も含めてリポートします。【この記事の写真は1週間で削除されますのでご了承ください(うどん除く)】

 今回STU48号が停泊している高松港の10メートル岸壁は、レストラン「MIKAYLA(ミケイラ)」の前にあります。高松駅やサンポート高松地下駐車場からは、いずれも徒歩10分ほどで到着します。MIKAYLAの隣には公衆トイレがあります。

 STU48劇場はAKB48グループの劇場で唯一、窓があるということで、今回は開けた状態を見られました。海や瀬戸内の島々が間近に見えます。通常の公演で開放することはないでしょうが、こうした景色を取り入れた演出があっても面白そうです。

 劇場の床は4段階に段差がついており、後方からも見やすいようです。記者は関係者向けのステージを最前列で2回見たのですが、驚くほどメンバーに近くて迫力がある半面、全体の動きはやや追いづらいので、次は5列目くらいで見たいと思いました。

 劇場出口の売店のフード類は寄港地によって変わるそうで、今回はお好み焼きや肉のうずしお巻きなどが追加されていました。売店スペースの周囲にパイプ類や金属調の銀色の壁が見えるのはエンジンルームをイメージした装飾で、工事途中ではないそうです。

 前回、自由に出入りできるかどうか不明とお伝えした屋上デッキは、公演前に観客に開放され、売店で買ったフードを食べたり、記念撮影したりできるそうです。昼公演なら高松市街や小豆島が一望できますし、夜公演でも夜景が楽しめるかもしれません。

 観客の乗船口となる最下層の旧カーポートには、AKB48グループの各劇場でおなじみの額に入ったメンバーの写真のほか、7県を回って行われた握手会イベント「せとうちめぐり」の際にファンがメッセージを寄せ書きした旗などが掲げられています。

 記者のSTU48の推しメンは明かせませんが、高松港近隣の推し麺を1点挙げるなら、牟礼町にある大谷製麺所の「冷やかけ」です。車で20分ほどかかりますが、土・日曜も夕方まで営業していて、何時に行っても生きの良い麺を堪能できます。(R)