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石川ツバメ 見つけた! 県内、総調査始まる
「愛鳥週間」初日の十日、県内で恒例の「ふるさとのツバメ総調査」が始まった。十六日までの期間を中心に、県内の公立小学校二百一校で、主に六年生が地域にいるツバメの成鳥数、巣の数や場所などを調べる。 金沢市伏見台小学校では六年生百人ほどが約二十の班に分かれ、理科の時間を使って通学路で調査した。 土田悠貴君(11)の六人グループは、土田君の家にある納屋の内外で四羽を確認した。納屋の中には、古巣を合わせて十四個の巣がある。児童たちは巣にいたツバメを見て「顔が赤い」などと見入った。
土田君は「調査があると聞いて登校する時も気を付けて見たが、そこまでいなくて珍しいことが分かった。言葉が通じるなら、巣がなくて困っているツバメはうちに来てほしい」と話した。 調査は、自然を愛護する心を育み、生き物への関心を高める機会にするのが狙い。県によると、全県調査するのは全国で石川のみという。 調査結果の速報値は八月中旬に発表する予定。昨年の成鳥確認数は九千八百十五羽で、調査を始めた一九七二(昭和四十七)年度以来、初めて一万羽を割った。 (村松秀規) 今、あなたにオススメ Recommended by
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