17年アドマイヤリード、18年ジュールポレールに続く重賞未勝利馬によるヴィクトリアマイル制覇を目指すアマルフィコーストは栗東坂路で4F53秒7。上がりは強めに末脚を伸ばし、1F11秒9の切れ味で最終追い切りを済ませた。
「しまいを重点に最後に気合を付けておきました。いい反応だったし、順調に来ていますよ」と牧田師は好仕上がりにうなずく。
2走前の京都牝馬Sを13番人気で3着。前走の阪神牝馬Sは12番人気で2着。結果を出した重賞2戦は追い日からレースまでが中2日。今回も同様の間隔をとってGIへと挑む。
「(気性的に)追い日からレースまでは乗りたくなかったから木曜追いに。精神面での成長が見られる今は長距離輸送もこなしてくれるだろうし、左回りも中京で勝っているから」と牧田師は前向きに話す。
例年同様に混戦模様のヴィクトリアマイル。波乱ムード漂う春のマイル女王決定戦で一発大駆けを狙い、意気揚々と東上する。 (栗東取材班)