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【芸能・社会】

“カメレオン俳優”北村一輝 念願かなって「アラジン」初声優

2019年5月10日 紙面から

アフレコに臨んだ北村一輝

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 俳優北村一輝(49)が、ディズニーの実写映画「アラジン」(6月7日公開)の日本語吹き替え版で、悪役ジャファー役を演じる。ジャファーは主人公アラジンたちとバトルを繰り広げる邪悪な大臣。「悪役の活躍する映画がすごく好き」という北村にとってはまさに念願の悪役。変幻自在の演技で“カメレオン俳優”ともいわれる北村が、癖のある悪役を熱演する。

 今作は貧しい青年アラジンと王女ジャスミンの身分違いのロマンスと、願いをかなえる魔法のランプをめぐる冒険の物語。米オリジナル版では、ランプから現れる魔人ジーニー役を人気俳優ウィル・スミス(50)が務め話題となった。

 北村が演じるジャファーは王国の国務大臣でありながら、魔法のランプを使い国を乗っ取ろうとたくらむ。北村も「かなり悪いやつ。狡猾(こうかつ)さとしたたかさを併せ持ち、蛇のようにしつこい」と認める。それでも「悪役ですが、見方を変えると彼が引っかき回すことによってアラジンやジャスミン、ジーニーたちの物語が熱く進んでいきます」と魅力をアピールした。

 物語にちなみ「もし魔法のランプを手に入れたらかなえたい願い」を聞かれると、「みんなの“怒る”という感情をなくせたらいいな。怒るという感情がなくなれば、平和になって楽しい世の中になるんじゃないかな」と力説。しかし、悪役らしからぬ答えに「ジャファーっぽいことを言おうと思ったんですけど、どうしてもいい人が出ちゃうんですよね~」と笑わせた。

 豊富なキャリアを誇る北村だが、意外にも洋画の吹き替えは初挑戦。これまでとはひと味違った悪役像をつくり出しそうだ。

北村が演じたジャファー(c)2019 Disney Enterprises,Inc.All Rights Reserved.

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