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【プロ野球】

主将・銀次が決めた! 楽天2戦連続サヨナラ劇で3連勝

2019年5月10日 紙面から

楽天-ソフトバンク 9回裏無死一、二塁でサヨナラ打を放ち、渡辺直(右)の手荒い祝福を受ける銀次=楽天生命パーク宮城で

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◇楽天4-3ソフトバンク

 楽天が2試合連続サヨナラで3連勝。2-3の8回に代打渡辺直の1号ソロで追い付き、9回に銀次の右前適時打で試合を決めた。4番手の松井が1イニング無失点で今季初白星。ソフトバンクは9回に登板した甲斐野がプロ初黒星を喫した。

     ◇

 杜(もり)の都が、連日のお祭り騒ぎだ。8回に代打・渡辺直の同点ソロで追いつくと、9回は島内、ウィーラーが連打で無死一、二塁の好機。ここで決めたのは主将の銀次だ。バントの構えから、内川の猛チャージを目にしてバスターに切り替え、甲斐野の149キロ速球を右前に転がす技ありヒット。二走・島内がホームに滑り込むと、ウオーターシャワーの掛け合いで祝福だ。

 7点差をひっくり返した前日からの2試合連続サヨナラ勝ち。平石監督は「相手がシフトを敷いてくると分かっていても、試合でやるのは勇気がいるもの。銀次のバットコントロールは信頼してる。本当によくやってくれた」とホクそ笑む。

 殊勲打の銀次は、打席に入る時、小谷野打撃コーチから「チャージしてきたら打っていいぞ」と耳打ちされていた。

 「甲斐野の球は速いけど、シフトを敷いていればストライクを取りに来る可能性は高い。(二塁手が一塁ベースにカバーに入り)内野がガラガラだったし、打球が強くなかったので、帰ってこられると思った」。銀次はしてやったりの表情だ。4連敗から3連勝で貯金を2として単独2位。息を吹き返したイヌワシ軍団が、タカの背中を追う。 (竹村和佳子)

 

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